山行記録/個人山行/2016-12-10〜11/日光白根山

Last-modified: 2017-02-05 (日) 21:01:10 (500d)
山域奥日光 白根山雪稜
日程2016年12月10日〜12月11日
メンバーたまきちさん、Mさん、Aさん、新人N


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レポート

■前夜発12/10-11日光白根山(雪訓)

12/9たまきちさんに車を出していただき出発。 車中では『雪が少ないかもしれない』と話していたが、湯元スキー場手前で雪がチラつき始め、テンションが上がる。 駐車場にて、たまきちさんが持ってきてくださった『新人歓迎熟成ワイン』を頂いてから仮眠。

翌朝目が覚めると空は真っ白、夜の間にだいぶ降ったようだ。 期待と不安が半々…いや、わくわく感強し。 山に入ると雪はついているが、木の根と岩が露出した急登で早いうちからアイゼンを装着した。歩いているとすぐに暑くなる。 外山付近トラバースに差しかかると急に雪が深くなり、吹き溜まりでは腰まで埋まるようになった。さすがにここまで多いとは思っていなかった。 たまきちさんの指示で尾根上を進むことに。コンパスを素早く合わせ方向を指示する姿がとてもかっこ良かった。今の私は赤テープを頼りに進むのが精一杯、私もこうなりたい! 前白根はものすごい強風だった。顔に雪の粒が当たり目出し帽をしていても痛い。まつ毛が凍り、目は半開き。バタつくフードに気を取られていたら、風に煽られて転んでしまった。 油断大敵、もっと切れ落ちた場所なら許されないことだ。とにかく風のない場所まで急いで下った。

五色沼避難小屋に着いた時はホッとした。 小屋の中にテントを張り、ビールやキムチ鍋を頂き、ひと心地ついた。(皆様ご馳走様でした) 小屋の中でも『すごい』『なるほど』と思うことがたくさんあって、夏のテントしか知らない私にはすべてが勉強だった。 雪から水を作ったのも初めてで、溶けていく雪を見ながら『自分は今、雪山にいるんだなぁ』と実感した。 いるもの・いらないもの・軽量化・効率化…まだまだ自分に足りない技術や知識がいっぱいある。今日皆さんとご一緒できて良かったと思った。

私の知らないクライミングの話も、分からないながらも聞いていて楽しかった。いいなぁ、私も早く行けるようになりたい。『わくわく』がまた増えた。 久しぶりに『たまおじさん』との再会も果たし、名残惜しくも翌日があるので早めに就寝。 翌朝はさらに降り積もり、小屋からワカンを着け空身で出発。持ってはいたが一度も使ったことのなかったワカン。すごい、浮力だ浮力だ。 歩き方はおぼつかないし、とてもしんどかったけれど、初めてのワカンとラッセルがなんだか無性に楽しかった。まさに『犬は喜び庭かけ回る♪』の心境。 稜線手前でワカンをデポし、アイゼンに履き替える。周りを見渡せすと、真っ白な中に五色沼がうっすらと浮かび上がり幻想的だった。 蒼い空と白い雪も綺麗だけれど、白〜グレー〜黒のグラデーションみたいな色合いもまた美しい。 稜線に出ると風で雪は飛ばされ、岩が露出したゴツゴツした道になった。風は強かったが、昨日の前白根に比べればまだ平気だった。 山頂には9時着。登頂はいつも嬉しいが今回は格別だ。一人では来られなかったなぁ。真っ白で景色は見られなかったが、私には最高の登頂だった。 2人組の男性に写真を撮って頂き、ホクホクした気持ちで小屋に向けて下る。トレースは早々と消えかけていた。

下りはあっという間。登りはあんなに大変だったのになぁと、しみじみ振り返って見上げた。 小屋で少し休憩して再出発。前白根の登り返しを過ぎれば、あとは下るのみ。行きに『ここが見失いがちな分岐だよ』と教えてもらった地点に注意を払いながら進む。 下るのみとはいっても、トレースのない雪景色の中では道もハッキリせず、赤テープも雪がついて目立ちにくく、注意が必要だった。登りよりも下りの方が視野が広がるから、余計にそう思うのだろうか。 トレースに合流した時は『トレースってなんてありがたいんだ』と心から思った。今までそれを当たり前に辿っていた自分にコラッと言いたくなった。 行きと同じく木の根と岩でゴツゴツした道を転ばないように気を付けて下りながら、14時前に駐車場に戻った。 ゲレンデ入り口にあるホテルの立ち寄り湯に入り、疲れを癒やしてから帰った。

何もかもが目新しく勉強になった2日間でした。 たまきちさん・Mさん・Aさん、ご一緒して頂きありがとうございました。 とても楽しかったです。

感想:N