山行記録/個人山行/2014-05-16~18/九州・由布岳&阿蘇山

Last-modified: 2014-06-03 (火) 12:34:02 (1480d)
山域由布岳&阿蘇山(根子岳・高岳・中岳)
日程2014年5月16〜18日
メンバーL:T地、ゆかぽん


写真 根子岳 (1).JPG

  縦走路から見る天狗峰


レポート

去年、ゆかぽんと戸隠の奥社から西岳へ縦走した時に、九州・阿蘇にも面白い縦走路があると話をしていたところ・・・行けますよと言うことで由布岳から阿蘇の根子岳・高岳・中岳と三日間九州の山を思いっきり楽しんで来ました。

●5月16日 由布岳 正面登山口12:00 〜 マタエ13:50 〜 西峰14:05 〜 お鉢巡り 〜 東峰15:00 〜 マタエ15:10 〜 正面登山口16:30

 大分空港から湯布院IC経由、一時間半程で由布岳正面登山口着、山開きも直ぐのようで登山道もすっかり整備され竹の杖も準備されていたので借用する、マタエまでは登り易いジグザグの道・・・子供連れで登った記憶があったが西峰への登りから

岩場やら鎖場こんなところ、息子連れで登ったかと自分の頭が心配になる。真向いに見える東峰まではお鉢巡りをしたがナイフエッジや剣ノ峰など思いの外、岩稜歩きが続き楽しいトレーニングになりました。丁度5時間程で登山口着、計画どうりの行程でした。

●5月17日 根子岳・天狗峰 登山口09:00 〜 根子岳東峰10:25 〜 天狗のコル11:25 〜 天狗峰ピーク 〜 天狗のコル12:25 〜 根子岳東峰13:20 〜 登山口14:30

 数年前に根子岳の姿に魅せられ一度は登ってみたいと想い偵察に入ったが雨とガスにたたられ東峰頂上で引き返した思い出の山です。

 今回、ゆかぽんが一緒に行ってくれると言うのでルートの確認から入りましたが天狗峰から西峰に至るコースは結構登山者が入っているようでウェブで検索すると沢山の山行記録が散見されますが2年前の大雨で崩壊が進んだのか最新のガイドブックは東峰までの記述はあるが天狗峰に至るものは見当たらず、平成24年7月九州北部豪雨での道路崩壊・復旧の遅れと過去に滑落死亡事故が続いた影響で町の広報が意図的に操作しているのかもと思われました。

ルートはヤカタガウド登山口から見晴新道〜天狗のコル〜天狗峰〜西峰と縦走し登山口に戻るのが通常の計画ですが最近のブログ(2013年11月)を見ると土石流による崩壊で途中までしか車が入れない様子、何度も入ったベテランでも苦労した様子が伺われるので、時間的な制約もあり無理せず一般的な登山道の大戸尾根から東峰〜天狗のコル〜天狗峰のピークハントでよしとした。

 大戸尾根登山口に思いのほか早く着いたが登山口の様相が一変していた、ここも大雨による崩壊で地獄谷から南峰に至る谷に砂防ダムが続いており登山口の牧場の柵も隙間から「自己責任」で入るようになっていた。牧場からはしっかりした登山道となりミヤマキリシマも綺麗に咲いていた、やがて東峰着、天狗峰が大きく見える。・・・

・・・・・「遠くから眺めてもかっこいい岩峰です」・・・・・    天狗峰に向かう尾根道は以外にしっかりしている、かっては登山者が沢山入っていた様子がうかがえるが崩壊も進んでいて・・迂回路が作られたりで結構下ったり登ったりを強いられた、コル近くで見晴新道に合流(危険・進入禁止の看板)天狗のコル着、ここから見上げると30m近くの岩峰・写真で見るより威圧感を感じる、装備をつけて偵察に入るが三段になっているようで一段目には「ジュウソウキンシ××」・・・ 二段目には「キケン×××」とペンキで殴り書き、二段目に登り観察すると今にも落ちそうなボロボロの鎖が一部残るが新しいボルトも打たれた壁が10〜12m、その上は岩と低木のミックスでルートが頂上まで続いている。問題はこの壁の通過だが良く観察するとボルトは5m程登ると右にトラバースして上部の岩に抜けているが帰りのことも考えると直上がベターと考え2ピンから3ピン目が遠くなるが下降支点があるカンテの直上を選択した、取り付きから下はスパッと切れ落ちているので2ピン目がかかると安心して登れ下降支点でビレィ、続くゆかぽんも落ち着いて登って来た、懸垂に30mロープをセットしてあとは低木を支点に20mロープで登った。低木で視界がないが左右は切れ落ちているので それなりに意識しないと怖いものがある。

ピークから見る景色はなかなかのもの、阿蘇の高岳・中岳、阿蘇盆地、祖母山や傾山と360度の展望です。登るまでは見えなかったが落ち着いて見ると黄色い花(石楠花と思ったがヒカゲツツジとか)や岩カガミ・ミヤマキリシマが岩にしがみ着くように咲いていました。・・・意登りに集中していて他のことが目に入らなかった様です。・・・懸垂で降りると登っている方が居るのでと・・・わざわざ見学に来られた方がいました。

ブログでは地元のガイドブックに4級下、北穂高の東稜、前穂の北尾根クラスと  か・・・それはないと思いますが神経だけは使いました。 東峰のピークは登山者で賑わっており、牧場に着くと赤牛がのんびりと草を食み・・・ゆかぽんが写真を撮りながらあまり近づくので大丈夫かと・・・・・。

  周りには黄色いシナノキンバイに似た花が一杯咲いていましたが名称不明・・・たまたまNHKの番組が高森を中継しており「正式名称はウマノアシガタ」葉っぱが馬のひずめにそっくりとか・・・牛には毒草なので食べられず一杯咲いているそうです。

温泉は月廻り温泉 ・・・泉質は美人の湯・・・囲炉裏で焼く定食が凄く美味しかった。  温泉からの裏阿蘇の眺めが余り良いので明日は阿蘇(高岳・中岳)への提案に大賛成で仙酔峡の退避壕にテント泊・・・目覚めたら登山客に観光客・駐車場は一杯でした。

●5月18日 阿蘇山(高岳、中岳) 仙酔峡06:00 〜 火口縁08:10 〜 東峰 〜 月見小屋08:23 〜 高岳 〜 西岳 〜 仙酔峡駐車場10:30

 天候は下り坂と思ったら昨日よりも良い天気、仙酔峡まつりののぼりがはためくがミヤマキリシマはガスの影響で立ち枯れ状態・・・ 少し寂しい・・・

高岳目指して仙水尾根を登る、団体ツアーの後を遅れず離れずについて登り火口縁手前で先行させてもらう、やがて火口縁、右に行くと高岳だが昨日の根子岳岩峰が見たくて東峰に向かう、岩カガミが群生してとても綺麗だ・・・東峰につくと日ノ尾峠からの登山道に合流するが進入禁止の看板が立っていた。しかし根子岳の山容や日ノ尾峠周辺の地形がはっきりと確認でき、次回来るときはなどと考えていた・・・(来年のことは解らないのに???)

東峰から大鍋の火口を細々と咲くミヤマキリシマを眺めながら月見の避難小屋を経て高岳山頂に登り返し中岳へ・・・噴煙をあげる火口を眺め壊れかけたロープウエィ東駅から仙酔峡駐車場に戻った。仙酔峡のミヤマキリシマがイマイチだったのが残念でしたが天候にも恵まれ山を堪能しました。  阿蘇を良く知るゆかぽんに美味しい食べ物、温泉、ポイントを案内してもらい有難う感謝です。

(記録:T地)