山行記録/個人山行/2014/7/12/箱根・湯坂路

Last-modified: 2014-07-18 (金) 17:22:15 (1318d)
山域箱根・湯坂路
日程2014年7月12日(土)
メンバーLicca


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レポート

箱根湯本駅 ~ 湯坂路登山口 9:35 ~ 浅間山 11:40  ~ 湯坂路入口バス停 12:25

湯坂路が好きで、この2年で3回歩いている。ただ、すべて4月~5月上旬の時期である。 《好き》というのであれば、湯坂路の四季を通じた風情を知らずして《好き》とはいえないだろうと思い、今年は春・夏・秋・冬と歩いてみようと思い立った。

夏の湯坂路・・・暑かったせいでバテた。ヘロヘロである。

この体の重さは、歩き始めの急登の影響か?または常用しているストックを今日は使っていないからか?しかし、急登は終わり、ストックを使い始めても、悲しいかな、身体は重いままである。

歩き始めて45分位から前方を歩く家族連れの歌声が耳に入るようになった。女性の超高音の歌声が耳障りで、その家族に対して敵対心が浮かんできた。その家族を抜かした時、その家族の目には、私はすごく陰険な人間に映っていたはずだ。しかたない。あの歌声のせいで機嫌は悪くなってしまったし、身体は思ったように動かないし・・・最悪の心理状態であるのを、必死でこらえているのだから、っと自分を庇った。

心の中では常に引き返すことしか考えられなくなっている。ただ、ここで引き返せば、先ほど抜かしたあの歌の下手な家族とすれ違うことになる。それは断じて避けねば!! その意地だけで、歩き続けた。

次に脳裏に浮かんだのは、浅間山の手前にある大平台駅に向かう分岐から降りる案。その案が微かな光にも思えてきて、その光をつてに歩いた。ようやくその分岐に到着。 なんと、そこで休んでいる家族がいるではないか。 誰にも知られずに、ひっそりと降りたかったのに・・・ 僅かな希望の光が黒い霧にかき消された瞬間である。しかたなく分岐をスルーし浅間山に向かった。

そして、私は予定通り浅間山の山頂を踏んだ。私の思惑が二家族に阻まれたことによって。 なんとも複雑な心境である。

浅間山から鷹巣山までの道で思わず目を見張ったのは、道の両脇で咲き誇る紫陽花。春は椿が凛とした姿を見せてくれるこの道で、今は紫陽花が風に漂うように咲いていた。途中で引き返したり、大平台に降りていたらこの景色は観れずにいた。

「ここまで来てよかった。」

この景色に癒やされたらしく、機嫌が回復。あの二家族に感謝する余裕がでてきている。


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道中終始バテバテではあったが、なぜか(Liccaの)標準タイムでゴールイン。

今は旧暦でいえば6月、気が一番強い頃。山も草木が勢い良く茂り、虫も多く、生命力に満ちあふれていた。その山に満ちていた気に、私は呑まれてしまったのかもしれない・・・ 体力的にも、精神的にも自分の弱さを露呈した山行となってしまった。自省しながら帰路についた。


追記 箱根湯本から登って、湯坂城址の少し手前で、倒木が道を塞いでいた。枝が張っているので、向かって右側からくぐるのがよいです。


箱根路の四季 春編

(記録:Licca)