山行記録/個人山行/2010-04-24/北アルプス・鹿島槍ヶ岳

Last-modified: 2010-05-17 (月) 22:33:29 (2841d)
山域北アルプス・爺ヶ岳南尾根-鹿島槍ヶ岳
日程2010年 4月 24日 - 4月 25日
メンバーL.こーさか, マサミ


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コースタイム

4/24 扇沢出合(07:28)-(08:34)柏原新道から分岐-(11:44)JP-(13:42)爺ヶ岳南峰(14:09)-(16:33)冷池山荘 曇り時々小雪
4/25 冷池山荘(05:24)-(08:03)鹿島槍ヶ岳南峰(08:20)-(10:01)冷池山荘(11:19)-爺ヶ岳南峰(13:59)-(15:08)JP-(17:27)扇沢出合 快晴

記録:

4/24 道の駅松川で前夜泊。5:30起床で扇沢出合に移動し、柏原新道から歩行開始。登山道は雪の無いところが多く、凍結もしていないので壷足。1,600m付近の八ツ見ベンチで休憩し、そこから直ぐに南尾根への道標が柏原新道を塞ぐカタチで立てられていた。前回12月に来た時はここまで立派な看板は無く、ラッセルだーと喜んで1,900mあたりまで登ってしまったところ。ちょっと斜面を上がるのでアイゼン装着。尾根に上がると木の根と土が剥き出しの箇所が多いが、凍結しているところもあるのでアイゼンでガリガリと進む。後続の4人Pの先頭の人が壷足で追いついてきた。前夜から駐車場で幕営したらしいその方によると、先行で7人Pと2人Pが入っている模様。
トレースを追って尾根の右手の雪の斜面に乗ったところで名古屋からの2人Pに追い付き、一緒に休憩。4人Pが強力な先頭に引かれてステップを切りつつ抜いていった。この二つのパーティーとは度々会話を交わすことになる。
アイゼンでザクザクと雪面を直登し、JPを過ぎた辺りで下山中の単独者、敗退を決めた7人とすれ違い、トレースは消えた。尾根の右は雪、左はガレ場。歩き易い雪を踏んで行くと途中で傾斜がキツくなる。これはちょっとマサミさんは登らせられないな、というところでガレ場に移り、アイゼン外して踏み跡を辿ることにする。そのまま爺ヶ岳南峰に突き上げたのは14時過ぎ。ここで種池方面に分かれるはずの名古屋組を待っていようかなと思ったけれど、大分距離が開いてしまったようなので中央峰に向かって下ることに。アイゼンを着けずに降りたら夏道はカリカリに凍っていて歩けない。4人Pのリーダーが稜線上の急斜面に踵のキックステップで着けたトレースを追うが、そこは自分が苦手な壷足の下り、こける。この先頭の人はやたらと雪山馴れた方で、壷足のまま中央峰稜線ルートに向かっていった。私達は鞍部でアイゼンを着け、夏道をアイゼンで抜いていった単独に続いてトラバースに入る。
北峰の巻きで後ろ向きになる箇所があり、マサミさんにはちょっと上がって4人Pに合流させてもらう。この後、冷池までダンゴ。私が先行してマサミさんと離れてしまったときに、4人Pのリーダー(この人は残り3人を置いてきぼり)が随分とマサミさんの面倒を見て下さった。
冷池到着は4時を回った。4人Pは避難小屋に入るという。山荘はGWの営業に向けて作業中で、避難小屋も資材が入っていて狭くなっているとのこと。除雪作業中で幕営地も限られていたが、先着の単独テントの脇に3人用テントを設営する。時間も遅いので外宴会は無し。

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4/25 4時起床。マサミさんは調子悪そうで行動が遅く、朝食があまり入らないようだった。しかし外は無風快晴の絶好の登頂日和。「これで行かなきゃ山屋じゃねーだろ」とハッパ掛けて5時半に出発。
先行している単独トレースを遠くから追って雪庇に乗っていないことが確認できるのでルートファインディングに気を使う必要が無い。視界が悪かったら有り難いけれど今日は雲ひとつ無い快晴。雪の部分は固く締まっており傾斜もキツくない楽な行程なのだが、マサミさんのペースは上がらない。途中で何度も立ち止まって、その度に後ろばかり振り返っていた。

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(山頂までもう少し)

時刻と高度と目の前のピークまでの道を見比べて、まだまだ引き返す時間じゃないなと思いながらマサミさんが上がってくるのを待った。「大丈夫?」の問いかけには「ゆっくりだったら」と返事が返ってくるので、なんとか頑張って貰って2時間半で南峰に到着。彼女はゴーグルの中で泣き出してしまった。おー、感動しているのか、そうだろう頑張って来れたからの景色だ。
程なくして4人Pのリーダーが到着して写真を撮って頂く。東尾根からも2人Pが上がって来た。今週末は他に2~3パーティー入っているとのことで、ノーマルルートの爺ヶ岳南尾根より実は賑やかみたい。風も穏やかで景色も良いのだけれどあまりノンビリもしていられないので下山開始。休むことなく10時にテントに戻った。

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(爺ヶ岳を見ながら下山)

休憩とマサミさんの補給を兼ねて、作っておいた野菜炒めとラーメンで昼食にする。ゆっくり休んで、下山する4人Pを見送ってから出発する。往路では別ルートを取ってもらった北峰のトラバースはステップがしっかりしていたのでそれを追い、これなら大丈夫とマサミさんにOKを出したが途中で足元を崩して止まってしまった。パニクッているらしいがなんとか越してきてくれた。後は大した危険箇所も無いので安心。中央峰手前の最後の登りの前に大休止。脚の状態を訊くと筋肉に乳酸が出ている痛みがあると訴える。ピーナツチョコを摂取して貰うと、これは直ぐに効果が現れて普通の下山時の痛みに変わったとのこと。南峰に登り返し、鹿島槍の眺めに別れを告げてガレ場の下りをアイゼン外して降りた。傾斜が緩くなって雪道に移るとペースも上がる。JPを過ぎて樹林帯に入る頃には明るいうちに帰れる目処が立った。そしてもうすぐ登山口といところで、登りで一緒だった名古屋Pに再会、更にお世話になった4人Pとも再会。挨拶とお礼を言って、駐車場で分かれた - と思ったら薬師の湯の駐車場で再々会。

さて、山頂での涙、実は感動ではなくマジに辛くて泣いていたそうな。スンマセン、いい歳して女の子泣かしてしまいました。