山行記録/個人山行/2010-01-09/八ヶ岳・赤岳天狗尾根

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:16 (3015d)
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山域八ヶ岳・赤岳 天狗尾根
日程2010年 1月 9日 - 1月 11日
メンバーL.こーさか、グレ子

コースタイム

1/9 武蔵境(05:45)-美し森駐車場(08:27)-(10:31)出合小屋(10:50)-(11:40)天狗尾根取り付き-(12:00)尾根-(14:20)2,280m地点
1/10 幕営地(06:50)-(07:57)カニのハサミ(08:30)-(10:43)大天狗基部-(12:11)主稜線-(2時頃)キレット小屋
1/11 キレット小屋(06:47)-(07:29)ツルネ-(09:18)出合小屋-(11:01)美し森駐車場

記録:

1/9 年末からお天気が悪くすっきりしなかった八ヶ岳、今日も包み込むような灰色雲が山頂を覆っている。8:30 美し森駐車場を出発、ダラダラと林道を歩き途中から出合小屋への雪道に入る。トレースは甘く、1Pか…でもありがたい。約2時間程で出合小屋着。中へはすでに2張りのテントがあった。そのまま、赤岳沢を詰める。ワカントレースがあったが、結局追いつき私達Pがラッセル(ラッセルは全てリーダーです)先導、トレースをつける。12:30、2,300m辺りの天狗尾根途中テント設営となる。その頃には粉雪混じり霧状態となり氷点下8度か10度位か比較的暖かい。テント内は幸せ世界だ。夜半より風強くなる。

1/10 4:30起床、6:45出発。朝から既にガスがかかりチリ雪が降って風も強い。雪は所によって膝上までで、しかも降って間もなくの為しまっていないので2番手でも砂のようにもぐって進まない。出発して間もなく昨日夕方にテン場で挨拶をしていった2人Pにすぐ追いつく。結局、戦車のように重い荷を担ぎ揚げてのリーダーが先行、カニのはさみ岩までトレースをつける。

8:30カニのはさみ…かなり印象的な岩だ。実質的な天狗尾根取り付きである。ベットリと雪がついて足場はかなり悪い。左へ岩を抱きつつ回り込み、リッジを行く。取り付きで登攀準備をしている内に先行した1Pが同下降をするという。かなりのラッセルとフカフカの足場に体力を取られながら、9時頃いよいよ大天狗基部へ出た(ここで、12月の痛ましい遭難の事が頭をよぎるが…)(注:フィックスロープのあるトラバース箇所)。この頃には後続2Pが追いついてきていた。大天狗手前のトラバース部分が一番悪かった。ロープなしでいけそうだが、落ちてはいけない(下までスッポリ切れている)状態で微妙…直登Pもいたが。ロープ確保で安全にアイゼンステップをきる事が出来た。

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(フィックスロープから始まるルンゼ - 終了点から。)

次の核心は、大天狗の肩に出るピッチ…これもルーファインが大切。ダブルアックスが効果大のようで、リーダーがトップを行きながら「クォークきっく〜!」と吠えていたのが面白かった。…といいつつ緊張の大天狗を廻る。やがて霧雪・強風の中、幽玄とも言いえる景色の中に小天狗が見えた、後は稜線目差してひたすら登る。12:15、稜線へ出た!(登攀終了)。

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(大天狗)


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(小天狗を背景に)

稜線上風速14〜15m位はあったかもしれないが、八ヶ岳にはつきものと思いツルネ尾根方向へ…(そろそろシャリバテ?)と思った頃安全を期して行動時間はちょっと早いが、キレット小屋でテントを張る事にした。14時テント設営、更に強風が増した。16時頃、他に1Pが近くにテンバった。驚きだったのは、イノシシのようなカモシカがすぐ近くを降りじっとこちらを伺っていたことだ。夜半、初めて星空を見た。その頃から冷え込みがひどい…氷点下15度以上はあっただろうと思われる。

1/11 風が穏やかになり青空が見える。ようやくお天気回復か…何もかも凍った空気の中、テントをたたみツルネ尾根下降。やっぱり、昨年迷った所は赤テープも銅版の案内?もわかり難い。迷った尾根は、右へ降りるとわずかで赤テープに出合うことがしっかり認識できた。前日、ツルネ尾根を先行したPと仲間だという2人Pと一緒だったが、トレースがなかった為凄い時間がかかったとの事…樹林帯の深い雪にラッセルの大変さを想像でき、トレースに感謝しながら下山する。

11:00美し森駐車場着。昨年旭岳から遠望した天狗尾根は機会があればいきたかった所です。素晴らしい雪稜をいけた事に感激すると共にラッセル全面引き受けをしてくれたリーダーに感謝です。そして、今回は燃料計算をしてガスを準備する(今回大1ヶ)事や食料計画など、荷の軽量化を工夫する大切さを学んだと思う。(グレ子)