山行記録/個人山行/2009-10-10/北アルプス・針ノ木岳〜爺ケ岳

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:15 (2960d)
山域北アルプス・針ノ木〜爺ヶ岳
日程2009年 10月 10日〜 10月 12日
メンバーL.こーさか、まるお、まるこ

 飯豊に登る予定でいたが、強い台風が日本を縦断し北に抜けたばかりで、冬型の気圧配置らしい。北のほうは天候回復が見込めない。 第二候補の南アは台風の影響で林道が壊れて通行止めになってしまい、第三候補の針ノ木〜爺ヶ岳に行く。

 10/9(金) ネット情報によると扇沢のSWの混雑振りはひどかったようだ。こーさかさんは駐車場がいっぱいになるのではと戦々恐々としている。私は金曜夜から行く人は少なかろうと心配していなかった。しかしついてみると、広大な駐車場にはまだまだ空きがあったものの、かなりたくさんの車がとまっている。50台以上あったと思う。前夜の車中泊はごく一般的な手段のようだ。 到着時は曇っていたが眠る頃には星空になる。冷え込みが厳しく、暖かめの3シーズンの寝袋でも熟睡できない。

 10/10(土) 7時。扇沢から歩き出す。こーさかさんとまるおは水ボッカ。今日の行程は短いが、メンツがメンツである。私は軽量化を優先するべく、上のほうで沢水を取る方針。 沢のあたりの石はとてもキレイに凍結しており、うかつに乗るとするりとすべる。川から頭を出している石を避け、むしろ水中の浅いところの石を拾って歩く。木の橋はやはりつるんつるんに凍結していて、手すりにすがりつきつつ、足を滑らせて渡る。 数組の人とすれ違いながら、ガラガラの道をひたすら登る。もう雪渓がほとんどないので、ひたすら巻き道。実に歩きにくい。稜線付近はうっすら雪をかぶっているが陽に当たってだんだん溶けていった。2400m辺りにあるはずの水が見つけられず、私は水問題をお金で解決することとする。  10:30あっさりとテンバに到着。稜線上にテントを張る。テントに入って荷物を片付けている間にみぞれが降り出す。ちょこちょこ食べたり飲んだりしつつ、みぞれをチェックしつつ、夕方を迎え、蓮華岳ピストンは時間切れで廃案となる。この日のテントの数は5張り程度。 夜はこーさかさんのかぼちゃのリゾットは改心のできでありましょう、鶉の卵醤油焼はちょっと焦げ目がついておいしい、日本酒はさっぱりして飲み易い。いろいろご馳走になり、ありがとうございます&すみません〜。夜中は風が強くテントが心配だった。かなり強固に張り綱を固定していたのが幸いした。

 10/11(日) 5時起床。快晴、そして一面の雪景色がうれしい。風が強くてすぐには動き出せそうになく、のんびり朝食を取る。稜線の扇沢側にあったテントは夜中に場所を黒部川へ移動したようだ。爺ヶ岳からは先行者の足跡がなくなる。たかだか3センチくらいの積雪だが、標識を見逃してあらぬほうに進みかけ、元に戻って軌道修正。 稜線を境に眺めは左右真っ二つに分断されている。日が当たる扇沢側はすっかり雪が解けて草紅葉の秋の色、黒部川は真っ白の冬景色のまま。だんだんと雲が増えてきて幻想的な雰囲気になり、ブロッケン現象が現れる。小さなアップダウンが続き、うそっこ山頂にたびたびがっかりさせられる。そして、今日はなんだかトイレの近い私で申し訳ございませーん。  新越乗越への下りはとても急。その後は一転、高低差がほとんどなくなり、落ち葉と雪で彩られた山道はヤマケイJOYの世界だ。雷鳥はおなかだけ白くなっている。 種池のテンバはよく均された平地でとても快適。小屋でペグを貸してくれる。強風に吹かれることはなさそうだけど、一応がっちりとテントを固定しておく。 種池には真っ黒な山椒魚がたくさん浮かんでいて、気温が低いせいかほとんど動かない。 今夜は私の食当。トルティーリャに挑戦。こんなに寒いとは思っておらず、ちょっと季節感のないメニューである。トルティーリャを焼いて、ウィンナ、豆のトマトソース、アボガド、サワークリームを包んで食べる。サワークリームはもう一つそれらしさに欠けた。やはりサワークリームは中沢でないといけなかったか? シェフ高坂さんのつまみ、ズッキーニの豚肉巻き焼きをおいしくいただく。まるで下界で食べるメニューである。今回は飲みたい気分になり、またもやこーさかさんのお酒をいただく・・・すみません。

 10/12(月・祝)4時半起床。快晴。おじやを食べて、爺ヶ岳へ出発。朝焼けの空と鹿島槍をみながらどんどん登る。南峰の山頂直下の黒部側の登山道には融けた雪が凍りついていて歩くのに難儀する。頂上からはぐるり360度の展望をずいぶんゆっくり楽しんだ。中央峰への道はやはり凍っているようなので省略。 テントを撤収し下山開始。道がよくてはかどる。鹿島鑓にいく人が多いのだろうか。今まで歩いてきた道とちがって、扇沢〜爺ヶ岳は人が多く、連休最終日にもかかわらずにぎわっている。9時に扇沢に到着。薬師の湯で風呂にはいり、昼食を取る。11時には帰路についたので渋滞もあまりなく(といっても私はほとんど寝てました。すみません)東所沢駅へ15時ごろに到着。

 台風で出発までは難航しましたが、山には行ってしまえば空いているし、紅葉と雪が楽しめたし、天気は割と良かったし、なかなかよい山行でした。 高坂さんどうもありがとうございました!