山行記録/個人山行/2009-09-13/上越・ナルミズ沢

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:12 (2900d)
山域谷川岳・ナルミズ沢
日程2009年 9月 13日 - 14日
メンバーこーさか(単独)

コースタイム

9/13 土合橋駐車場(06:52)→(07:40)白毛門沢出合→(10:30)鞍部→(11:31)広河原→(13:44)大石沢出合
9/14 大石沢出合(06:45)→(07:43)魚止め滝→(08:15)大滝上の二俣(08:42)→(10:42)登山道→(11:20)朝日岳(12:21)→(16:31)土合橋駐車場


月曜日に休みが取れた(取らされた?)ので人気の沢に静かさとイワナを求めて行ってきました。ナルミズには宝川温泉から入る方法もあるけれど、今回は白毛門登山口から東黒沢を遡行、稜線を越えてウツボギ沢下降でナルミズに合流するルートを取った。

9/13 土合橋駐車場で仮眠の後に沢支度で歩き始める。ハナゲの滝の先で白毛門沢に向かうパーティーと別れ、真っ直ぐに東黒沢に入る。ナメが続き、大きな滝もない穏やかな沢だ。途中で1:2で入る枝沢があり、コンパスの通り左に入った。水量が減ってきてから沢が分かれるところでは赤テープを追ってゆくと稜線が見えてくる。高度計を確認しながら細い流れを詰めて行くと薮に消えた。微かな踏み跡と赤テープを拾い尾根に乗る。薮に覆われて下降路が見つけにくいが、とにかく尾根を乗越すと涸沢のような踏み跡のようなのが見つかった。いずれナルミズに合流するだろうからと下って行くと赤テープが復活して安心する。沢は傾斜が緩く殆ど歩いて進むことが出来るが休憩適地が無い。鞍部から小一時間程歩くと左手から流れを合わせて河原状となり、さらに進むと登山道とテント村が見つかった。時間的にはここでノルマは達成。まだ早いのと釣り場としてはイマイチなのであと1時間くらいを目処に遡行開始。

テン場で落ち着いてから釣りをしようかと考えていたが目の前を走る岩魚に辛抱できず、悠々とイワナが泳ぐ淵で竿を出して20cmちょっとのを上げる。これならどこでも釣れるなと思い、テン場までまたガマンの遡行。 大石沢の出合までで特に問題はなさそうだったので遡行図を見ずに黙々と進む。明らかに直登が無理な滝には立派な踏み跡の巻き道がついていた。幕営跡地がチラチラと見られるころで良い釣り場があり、そこは温存して右の高台の巻き道に入ると幅の広い釜を持つ滝が現れた。左から沢が合わさっており大石沢出合だと判る。右岸に幕営決定。薪は焚き火跡以外には全く見つからず、大石沢に少し入って補充した。

今回のメインは釣りだ。小雨と風にもめげずにイワナをもう一尾追加して満足。しかし焚き火を熾していると雨が時折強くなる。雨具を着込んで寒さに耐えながら、じっくりと二匹のイワナを炙りビールと共に味わった。男の美学を貫くのは寒かった。

9/14 予報通りの晴天の下を遡行開始。空は明るいが日の射す向きから水面まで光が届かない。それも周囲が開けるに連れてキラキラとした流れになり楽しい遡行となる。

イワナは全く見られなかったので、大石沢出合の滝が今は魚止めになっているのかも(※2010/08訂正、居ます)。正面には大きな岩を頂上に据えた山が見える(これを大烏帽子山と勘違いしていたが1,757mのピークだった)。狭い樋状はそのまま左岸を歩き、ゴルジュは泳ぎたくなかったので左岸の巻き道を選択。8m魚止め滝は巻き道もついていたが水流右を登る。その先の8m滝(?)は水流左から登ったが、魚止め滝よりスタンスが甘くて嫌だった。さて、遡行図には魚止め滝の「すぐ上の二俣」と書かれた二俣になかなか出会わない。見落としたかなと思っていたら1:1の二俣に到着(高度計1,425m)。正面には件のピークがあり、これを大烏帽子山と勘違いしていたので1:1の二俣は通過していて次の二俣と思い、左に入ってしまう。正面のピークはずっと見えていたのだから大烏帽子山ではなかったことを地形図から読まなければならなかった。

暫くは何事もなく快適に遡行したが途中でガレた斜面の通過があり少し疑問符が湧いた。思えばここで引き返すべきであった。目の前の最低鞍部目指して遡行を続けると流れは笹薮に突っ込んだ。あと標高差200mも無いからと笹を掴んでの腕力登りを続け、ふと左に寄ってみると沢に復帰。安心したのもつかの間、この沢が細いくせに立ったスラブで非常に厄介で、頃合を見て草付きに逃げ、傾斜の緩いところはスラブ、キツくなると笹薮に入ることで前進した。最初は休憩すら許されずに消耗したが、次第にポツリポツリと腰を下ろせる所も出てきて一安心。見渡せば自分だけの草原で長閑な景色 - ただし急傾斜(涙)。手を使わずに歩けるようになって登山道と合流した。

残雪期に歩いたことのあるこの道は雪が無ければ半分薮道で、JPまでは泥道に苦しめられた。朝日岳ではまだ冷たいビールとテント干しの大休止をしてから、既に紅葉の始まった西面を楽しみながら土合橋に降りた。