山行記録/個人山行/2009-08-1/南アルプス・千枚岳−荒川三山−赤石岳

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:10 (3015d)
山域南アルプス・千枚岳−荒川三山−赤石岳
日程2009年8月1日−2009年8月4日
参加者L:S田、桂子、M岡

S田のレポート

2001年の夏合宿では今回にプラスして聖岳、茶臼岳まで歩いた懐かしいルートだ。

1日 曇り後雨 新幹線で静岡へ行きそこからバスで三時間半、更に東海フォレストのバスに一時間揺られてサワラ島へ到着。今日は移動だけだった。   2日 雨 昨日から降り続く雨のなか週間予報による明日からの晴天を期待して千枚小屋へ向け出発。千枚小屋は今年夏の始めに焼失して25日から再開したばかりだ。小屋周辺の花が以前より少ないと話していたら今年は開花が遅れているとのこと。サワラ島5:50-千枚小屋13:30

3日 快晴 予報通り素晴らしい天気だ。千枚小屋からひと登りした千枚岳山頂でこれから向かう荒川三山、赤石岳、赤石小屋を望むが遥か遠い。一日であの稜線を歩き赤石小屋まで行くのだと思うと心が踊る。悪沢岳山頂でもゆっくりと眺望を楽しむ。二日間の雨のあとだけあって空気が透明で富士山はもちろん甲斐駒・仙丈など南アルプスの山に加え中央アルプスや遥か槍・穂高など北アルプスの山々までくっきりと見える。これ程眺望の効く日は年に数えるほどしかないのではないかと思う。眺望を思う存分楽しんだあと荒川中岳・前岳の頂上を踏み前岳から荒川小屋へのお花畑を下る。お花畑の広大さと色鮮やかな花々の種類の多さが素晴らしい。荒川小屋から赤石岳山頂までの長い登りを頑張って登った後の山頂から赤石小屋までの下りが辛い。一日の疲れがたまっているからだろう。2001年春合宿のとき下山中だった我々がらくだの背から滑落した金井氏を救助したのは赤石沢のどの辺りだったかと観察したが雪上とは様子が違い分からなかった。千枚小屋4:40-千枚岳5:30-悪沢岳7:35-赤石岳13:00-40-赤石小屋16:10

4日 快晴 今日はサワラ島へ下るだけなので小屋前で昨日歩いてきた千枚岳、荒川三山、赤石岳や富士山、聖岳、兎岳などの景観をゆっくり堪能する。サワラ島で風呂に入った後打ち上げで食べた自家製スパイスのカレーがなんともいえず美味かった。静岡で打ち上げのときの地の生シラスとさくらえびも美味く満足して帰りの新幹線に乗り込んだ。(S田)

桂子のレポート

千枚小屋までは雨だったが縦走の時は快晴に恵まれた。千枚小屋の前では朝焼けに染まった雄大な富士山に感動し、前夜はダイヤモンドをちりばめた星空に見とれた。高山植物の種類の多さ、はじめて知るタカネスミレ、ミネウスユキソウ、タカネビランジ、エビガライチゴ(実は甘い)、タマアジサイ、シナノナデシコに眼を奪われ太陽の光の中、花の色の美しさに心癒やされ、そして赤石岳頂上近くでは雷鳥4羽も出迎えてくれた。今回最大のハイライト、荒川三山縦走・11時間30分の行動時間に自分の心と肉体が耐えられたことに感動、リーダーに感謝です。NHKのためしてガッテンの番組でスロージョキングを取り上げていた。人の筋肉には白い筋肉と赤い筋肉とがあり同じ運動をしても白い方(速筋)はすぐに疲れ赤い方は遅筋と呼ばれ持続性がある。私は赤い筋肉が劣っていて持続性がない。山に適していない自分を感じていた。今回の山行でスロースローにテンポを続けていけばバテないことが解った。乳酸を出さない歩き方(おしゃべりしながらのテンポ)そして遅筋を鍛えること(20cmの高さの台に上がり下りるの運動)で山行はまだまだ続けられることを確信しました。最終日赤石小屋からさわら島へ下る道で白髪の女の人が若い人と共にザックを背負って登ってきた。年齢は分からないが登る気さえあれば、夢があれば、いつまでも登山を楽しむことは可能であろうと明るい気持ちになりました。昨年101歳で亡くなった登山家川崎精雄さんの言葉です。50〜60才はひよっこ、鼻垂れ小僧、70歳になったら本当の山の良さが分かると。12名のツアー引率者が足を痛め三時間の下山に六時間かけてさわら島に着きました。怪我なく終え 感謝です。(桂子)

M岡のレポート

サワラ島まで一日がかりで到着 やはり南アルプスは遠く山深い所でした。 2日目 サワラ島から雨の中薄暗い樹林帯をひたすら登る。 3日目 いよいよ縦走 お天気も良くなり、今シーズン始めての賑わい 皆この日を待って登って来たようです。富士山が間近に見えびっくり、山々も姿を表し素晴らしい日になりました。これから目指す赤石岳があんなに遠くにある頑張らねば。悪沢岳山頂では雲海の中から富士山が浮かんで見え美しい姿をしていました。 荒川小屋に下る斜面にはお花が一面に咲き乱れ 綺麗なお花畑でした。小屋手前の沢水のすっごく美味しい事、大好きなミカンより美味しかったです。赤石岳では少し霧がかかりましたが、満足ずーっと山々を見て歩いて来たから、でも本当の事を云うと 私足元ばかり見て歩いてしまい いつも後悔、前を景色を見て歩けるようにならなければ 修業が足りません。お花に癒され 山々に癒され そしてリーダーに励まされ、終始私のペースで歩かせて頂き、荒川三山、赤石岳を縦走する事が出来ました。もう何日か稜線を歩きたくなりました、下るのがもったいない せっかく登ったのに、赤石岳からの下りはすっごく長く感じきつかったです。赤石小屋に着いたら緊張がとけ疲れがどっと出てしまいました。私が歩けたのはS田さん夫妻のお陰です 魔法にかけられたように歩けました。少し自信も出ました。感謝の気持ちで一杯です。有難うございました。 (M岡)