山行記録/個人山行/2009-01-24/尾勝谷・塩沢右俣

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:03 (3015d)

山行記録/山行一覧/2008下期

山域尾勝谷・塩沢右俣・左俣
日程2009年 1月 24-25日
メンバーL.まるお、たまきち、Sおじさん、Shoko嬢(立川山岳会)

記録

 尾勝谷は隠れたアイス天国とガイドブックに書いてあるが今まで一度も計画を立てようと思ったことがないルートである。金曜夜9時半に荻窪で待ち合わせ、伊那へ着いたのは12時頃だった。前夜出発なので屋根のある寝床を探し、伊〇松島駅のホームにある待合室に泊まる。待合室はちょっと狭いけど4人ならギリギリサイズ。軽く宴会してから就寝。

 尾勝谷の場所は戸台川の駐車場へ到着する1-2km手前の工事現場(2009年現在・砂防ダム工事中)から出発する。車を停める場所は路肩のスペースが使える。パッキングしている際、工事車両が続々入っていく、僕らも工事車両の通る鉄橋を渡り、工事現場を通り過ぎ谷へ入っていく。しばらくは工事用の車道歩きが続く。今日の二俣のテン場までは雪の具合にもよるが約5時間のアプローチとなる。久しぶりの長いアプローチ。普通だったら2泊の予定で入るべきだ。1時間ほど歩き、本谷と塩沢の分岐には工事小屋があり左が塩沢となる。塩沢の出だしは倒木などはほとんど無く、最近つけられた赤テープがあるので歩きやすい。話に聞いていた程の倒木や石の隙間の雪を踏み抜くことはほとんど無かった。というのは自分らは沢の中を歩かず、ほとんど巻き道のような沢の斜面を歩いた為だと思う。もちろん沢の中には倒木や吹き溜まりは多かった。沢は水量も多く、あまり人の手が入っていないきれいな沢だ。それにしてもなだらかな沢が延々続くので、この先に滝があるようには思えない。開拓者の忍耐には敬意を表する。

 二俣にはテープのおかげもあって休憩入れて4時間半で到着。テントスペースは十分にはないが左俣寄りのスペースを整地して5人用のスタードームを張る。すでに12時を過ぎているので、アプローチが近いという左俣へ進む、アプローチはテン場からすぐ上へ登り、左俣の右岸の巻き道(高い位置)をしばらく歩きF1が見えてきたら、徐々に下りていく。(一度も沢の中を歩かない)もしこのアプローチで沢の中を歩いたら相当大変だと思う。F1でアイゼンなど装着し出発しようと思ったが、菅原さんの体調が悪く3名で登ることになった、斎藤さんと玉木さんはスクリュー回収が初めてなので即席で回収方法を習い、とりあえず練習のためもあるのでF1はいつもより多めにスクリューをセットして登った。二人とも順調にスクリュー回収したので安心した。F2は滝の傾斜は緩いけれど50mロープちょうどの高さがあってなかなかボリュームある滝だった。登っていて30mを過ぎると、もう飽きてきてまだ登るのか〜という感じ。スクリューは5本使用したので大体10m間隔か・・、グレード的には易しい滝だった。フォローの二人も上がってきて、日も傾き始めたので今日はこの辺りで懸垂下降しテントに戻ることにする。

 翌日は右俣へ、歩き始めは右岸を進みしばらくして左岸へ渡る、やはり沢の中はほとんど歩かない。昨日の左俣よりもアプローチに時間がかかる。F1は傾斜が緩いためロープ無しで登る。雪がかなり積もっていて雪をかき分け、下の氷を出したらアックスをさす。毎回丁寧にやってられないので思いきりアックスを打ち込んでいたら岩に会心の一撃!! ピック先端はグニャリと曲がってしまった。ノミックのピックは今シーズンか長くても来シーズンで交換と考えていたので、ショックではないが、次の滝をどうしようか・・とりあえず曲がった部分をハンマーで叩き修正した。

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 F2は幅6m高さ15m程で右側は垂直のツララが垂れ下がっている。ここを登ったらかなり手ごわいだろう。菅原さんと斉藤さんは一番左の弱点をついたラインを登り、僕と玉木さんは少し右の傾斜の立った部分を登った。念のため曲げてしまったアックスは右手に持ち、左手はスクリューセットの際、確実に利いてもらわないと困るので曲がっていないアックスを持った。2手くらい登ったところで右手のアックスの刺さりが悪いので、先端を見ると見事に先端が折れているではないかー!。もう登りはじめているので甘えたことは言ってられず、とにかく上まで登るしかない。ああ・・難しいライン選択するんじゃなかった・・と今更思う。縦走用のピッケルよりも頼りないノミックの折れたピックだが、気合で打ち込めばデストロイヤーだが何とか刺さる。とにかく気合で上まで抜ける。(ペツルのピックは鍛造の焼入れ具合の影響で硬いが折れやすい、BDのピックは粘りがあり曲がっても折れにくいと聞いたことがあるがやはり本当なのか?)

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 F3は傾斜の緩い30mほどの滝だったので、菅原さんリードで僕ら3人ともフォローで登った。斉藤さんのロープにはありがたく教育的配慮で全てのスクリューがクリップされる。スクリュー回収は疲れる作業だけど、近くリードをする上では絶対必要だ。まだF3までしか登っていないが、下山の道のりも長いのでここで終了とする。時間があればさらに上まで行きたいところだが、F9まで易しい滝ばかりのようでF10がこのルートのハイライトみたいだ。F10までは時間的に無理なので今回はこの程度で下山するのが無難かもしれない(下調べは十分できた)。下山は思っていたよりも楽だったが3時間ほど必要だった。次回は2泊の日程でF10まで行きたい。

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添付ファイル: fileP1030803.JPG 20件 [詳細] fileP1030792.JPG 16件 [詳細] fileP1030778.JPG 18件 [詳細] fileP1030783.JPG 16件 [詳細]