山行記録/個人山行/2008-04-27/白毛門-巻機山

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:01 (2902d)
山域上越国境・白毛門-巻機山
日程2008年 4月 27日 - 4月 29日
メンバーL.こーさか, まるお、まるこ

コースタイム

4/27 土合駅(10:14)->(13:57)白毛門->(16:35)朝日岳
4/28 朝日岳(06:11)->柄沢山->(12:54)米子沢ノ頭手前
4/29 米子沢ノ頭手前(05:53)->(08:18)巻機山->(11:12)桜坂駐車場->(11:43)清水バス停

記録:

4/27目を覚ましたのは6時半。直前の準備で日付が変わる頃に就寝したので3時間では起きられなかったか。すぐさま時刻表をチェックすると10:00に土合駅に着ける。8:30に土合駅に着くはずの丸さん達に遅刻の連絡を入れ、先に進んでいて貰うようにお願いする。新幹線の運賃が痛い。
土合駅から急ぎ足で土合橋の登山道に向かい、雪の無い登山道を歩き始めたのは10:23。上部の状態は良く分からないけれど15:30には朝日岳の幕営予定地で合流出来るだろうと踏んでいた。風の通らない暑い道を早足で進むと樹林帯を抜ける辺りで一面の雪となり、そこに二人の人影が。思いもかけず松木沢ノ頭手前でお二人に追いついてしまった。遅刻のお詫びをしてここで共同装備分け。ここでコッヘルはまるおさんが持ってきているとの私の勘違いが判明。まぁなんとかなるでしょう。
合流してからはまるで私が持ち込んだようにまるこさんの脚が攣り始め、なかなかペースが上がらない。また雪が切れ、露出した草付きを登らされたりで結構しんどい。まるこさんの攣りが酷くなってきて平らなところでまるおさんが本格的にストレッチ。これが効果絶大で小雪がチラチラして気温も下がって来てもペースは上がった。

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白毛門への登り

白毛門から先で一度なだらかになっても、自分の夏道の記憶だとまだまだ。同一ルートを予定している単独の方は笠ヶ岳で避難小屋泊を決めたが、明日の行動時間が読めないので、我々は予定通り朝日岳を目指す。アイゼンを外して雪の消えた稜線通しの道を進み、笠ヶ岳からの夏道CTをちょっとオーバーして朝日岳に到着。山頂の東側に一張り分のテン場を見つけて幕。小雪混じりの冷たい空気は、テントに入ると途端に暖かい。翌日に知ったことだけれど、山頂から北側に登山道を少し下ると運動場のような平坦地があり、幕営はそちらのほうが良さそう。
大きなコッヘルが無いけれど、考え無しに持ってきた18cmの深いフライパンで水作りや料理を済ませ本日終了。 まるこさん担当の食事は前菜に野菜各種炒め物があり、主菜はキムチ鍋。とっても健康的。

4/28 4時起床。水が不足気味だったので追加で作ったりして出発は予定より10分程遅れる。夜半は強かった風も収まり寒くは無い。ただしガスが濃くルーファイが心配。前日か今朝早くか分からないトレースが延びており、それは馬蹄形縦走路と分かれるJPからも巻機山へ向かって延びていた。

地形図1,757mの先のピークを過ぎ、ルートが北へ向かって少し進んだ先で踏み跡は藪を嫌って右に逸れていた。尾根は丸くて判然とせず、暫く降りてから高度を計ってルートミスに気付く。大烏帽子山に向かわずに東南東の支尾根に入ってしまったようだ。西に進めばトラバースして本来の尾根に戻れるだろう。その場合、斜面を谷に下るようなら現在地予測違いとして引き返すつもり。暫く藪を漕ぐとガスの中に北に延びる尾根が浮かんできた。尾根に乗ると方角OK、踏み跡もありどうやら復帰したらしい。

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笹薮も漕ぎます

コンパスをマメに取っていなかったことを反省し、以降、地形図読みに慎重になる(地形はガスであまり見えない)。西面は概ね雪が無いが藪漕ぎ、東面の雪は快適だがところどころシュルントがバックリ割れて恐ろしい。先頭は私だったりまるおさんだったりで、傾向として私は藪に入りがち、まるおさんは雪を選ぶことが多い。

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クレバスも越えます

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雪原がこのルートの魅力だと思う

上空には太陽も時々顔を出して青空も見えるのだけれども、周囲の山々はガスの中。晴れてくれれば最高の眺めなのだろう。
稜線伝いのルートは殆ど雪の上を歩くことができ、事前に調べた過去の記録より大分速いペースで来ているようだ。檜倉山を過ぎたときには米子沢ノ頭まで行けるかなと思った。幕営予定地の1,809m地点を過ぎ、適当な幕営適地で張ろうと進む。一瞬だけガスが晴れた時にお茶などして、のんびり歩くと潅木帯が程よく広がる場所があり本日終了。結局この日は我々の他に誰にも会わずだった。昨日お会いした単独の方は先行したのか転進したのか。
もう春山は暖かくてワインが美味しい。リゾットやフランスパンの洋風の晩御飯で華やかに宴会。

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テントを張る頃には夕焼けが出てくれました。

夕方にはガスも晴れてきて割引岳の三角が見え、時々巻機山も見える。明日に期待。

4/29 朝はまたガスっていて朝焼けは見られなかった。でもテントを撤収していると時折前方がサッとなり、このまま晴れてしまえ〜と思う。米子沢ノ頭を過ぎると大分神経を使う箇所も少なくなった。

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クレバス落ちごっこの余裕も。

広い斜面を登ると牛ヶ岳に向かう木道が下に見え、真っ平らな巻機山の山頂だと分かる。願いが通じたか、その頃には青空となり、左を見ると歩清水峠の小屋が良い目印で歩いてきた行程がずっと見渡せる。左手は越後三山。山頂からは踏み跡やスキーのトレースが幾つもあり、割引岳への分岐から降り始めるとすぐに単独の登山者とすれ違った。避難小屋の前では毎年植生調査に来られている方のお話を伺うことが出来た。今年の雪は例年に比べて全体の積雪量は多いが、大きく崩れて地面が露出しているところもあちこちに見られるとのこと。北アのGW前半の記録にあった「沢筋は多いが稜線は少ない」と傾向は似ている。

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巻機山から来し方を臨む。

ニセ巻機からの下りも夏道の右脇が広い雪の斜面になっておりまるおさんはグリセードでグングン先に行くが、私はビビリで小幅にステップを切り、またプチ滑落しつつ、最後はシリセード。その先、私は井戸尾根に乗った夏道で降りたかったけれど、それも判然とせずに半端に土が出ているところよりはマシかなと、結局右の割引沢に寄った斜面をズルズルと下ってしまった。これが足場が安定せずに怖かった。田圃の脇に出て、左に行くと桜坂駐車場へ降りることが出来て一安心。

清水ではバスが2時間待ちだったのでタクシーで六日町へ。一見すると普通の銭湯の中央温泉は源泉掛け流し250円也。(こーさか)