山行記録/個人山行/2008-04-12/杓子岳・双子尾根

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:58 (3137d)
山域北アルプス・杓子岳 双子尾根
日程2008年 4月 12日 - 4月 13日
メンバーL.ドギー、こーさか

コースタイム

4/12 二股(08:34)->(9:54)猿倉->(11:59)小日向のコル手前->(14:59)樺平手前の肩 晴れ 無風

4/13 樺平手前の肩(06:20)->(07:22)最初の岩峰->(09:09)杓子岳->(10:06)丸山手前の鞍部(10:27)->(13:16)猿倉->(14:23)二股 曇り無風、杓子岳の山頂で風

記録:

(4/11) 22:45 西国分寺駅にて待ち合せ。こーさか号のバッテリートラブルもあり2時間弱遅れての出発となる。どうもツキが無いようである。出発前に携帯のストラップを引き出しに挟み、壊してしまったことも気になった。
中央道で白馬村を目指すが、今度はこーさか車の燃料警告ランプが点灯。給油のためにS.A.に寄るが閉まっているじゃないか。次のスタンド有りS.A.を目指す。自分の中ではガス欠で車が停まったら山行中止にしようと心に決めていたが、ガス欠は免れたので山行は続行なのである。1:00には青木湖より手前の屋根付道の駅に到着C0とする。

(4/12) 5:30起床、こーさか車で移動、6:40二股着。弱い降雨。9時には晴れるとの予報だったので車中待機後8:40出発。二股周辺には雪は全く無かったのでワカンは車に残置。靴が磨り減ることを気にしながらアスファルトを歩く。
猿倉に到着。青空が見えはじめ、気温も上昇、汗だくである。コンパスで方角を確認、猿倉台地を目指す。台地までは踏み跡があったが、以降、ザクザク雪にブーツから膝くらいまでのラッセルが必要になった。スキー、スノーシューのトレースがあるが役に立たない。
視界が開け、これから歩くJPまでの雪稜、杓子尾根を見渡すことができる。気持ちがいいが、自身の身体が重く、息が上がる。小日向のコルに向けての急登ではラッセルを変わるも歩みが遅く、ラッセル戦士こーさかマンの踏み跡のお世話になる。
コル以降、今度こそ私目が…のラッセルに臨むが足がツル兆候あり。情けないが以降、こーさかマンの背を見て歩くことになる。息が上がるが風も無い春の陽気の中、北アの山々がパノラマで広がり気持ちはいい。雪の斜面を見ているとスキーがしたくなるが、スキーヤーではないのでそんなことは考えない。途中、ラッセル戦士が眠気を訴えるのでお昼寝の時間を取る事に。シャリバテの様子。行動食は継続して摂りましょう。(…私のせい?)

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(テン場から、樺平越しに明日のルートと杓子岳)

余裕のある計画を立てたので早く着き過ぎちゃうかと思っていたのだが、計画+αの時間を要してしまった。樺平手前の斜面を切り崩しC1とした。結局、二股から計5回のレストを取ったが、ドギーはバテバテ。こーさかさんから菊水を少量頂いただけで頭痛と吐き気に見舞われた。もしかしてオ・メ・デ・タ…? ちょっと考えて間違えと気付く。シェフこーさかが愛情たっぷりディナーを盛ってくれるが苦しいのである。もういりませーん。ドギーの調子の悪さから盛り上がらない夜が辛く、早々に就寝。こーさかさん、ごめんなさい。

(4/13) 3:45起床。ドギーの体調の悪さから用意に時間を要す。昨夜ディナーの残りに水を足してラーメンを茹でたのだが、やはりオ・メ・デ・タ…?なのである。水分を多めに摂取し頭痛薬を飲む。
6:40行動開始。昨日のザラメ雪は硬く締まり、アイゼンが良く効いて登りやすい。落ちたらどこまで落ちるかなーなど、想像しながら登る。頭痛も取れ、筋力も問題無さそう。難しくは無いが、失敗が許されない登行。表面が硬く沈み込まないので歩きやすい。

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(朝から歩かされるなー)

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(最初の岩峰を直登)

フィックスロープがある岩場は直登したが、岩が脆く気持ちが悪い。その後のリッジは細いが雪が硬く安定していた。新雪時や気温が高い時は気持ち悪そう。JPで展望を楽しみながらレストし、最後のひと登り。リッジ上は斜度があり、雪がついておらずアイゼンの効きが悪そうなのでハイ松を支点にロープを出すことを提案するが、こーさかさんが右斜面に雪がついたルートを見つけ、そこを登った。あとは問題なくピークに抜けてピッピッピッーのホイッスル。

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(稜線を休み無く歩く)

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(山頂直下のプチ雪庇越え)

稜線は風が強いが剣まで見渡せて爽快。当初計画通り、白馬岳に向けて歩み出したが、昨日バテたことと白馬大雪渓の下降も気になり、ザックデポ地まで引き返し、早々に下降する。
気温はそれほど上昇していないこと、登行中、周囲で雪崩の発生が無かったことから、まぁ大丈夫と信じて下降するが、上部の雪塊が落ちてきたら避けれるのかしら…なのである。滑落してもデブリで停まりそう、尻セードの誘惑に駆られるが実行できず我慢して歩く。人がいない大雪渓はスケールが大きく気持ちが良いのが救い。デブリ末端付近からはブーツが沈むようになり疲れる。ウンザリした頃に猿倉に到着。ひと踏ん張りで二股へ。

山行を振り返り、北アに行くにはそれなりの体力が必要であり、攻めの山行を組む際はトレーニングが欠かせないことを痛感した。冬季登攀なら尚更である。初日に自身がバテた原因の考察だが、日頃の運動不足から大汗をかき、脱水症状気味のところへ高度障害が併発、アルコールがとどめをさした。プラス筋力不足である。
あと、Mr.こーさかとは意見の割れるところだが、ワカンを使用した方が体力は温存できたと思う。ロープは重量に慣れることも考慮して2本持参したが、結局使用することはなかった。

ほどよく課題が見つかり、とても良い山行になりました。こーさかさん、ありがとうございました。(ドギー)(写真とコメントはこーさか)