山行記録/個人山行/2007-02-24/中山尾根

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:41 (3199d)
山域八ヶ岳・西面・中山尾根
日程2007年02月24日 - 25日
メンバーL.TY,UY

 記録

中山尾根に行く日が来るなんて…、去年までは夢にも見ていなかった。よく知らないけど、とっても難しいルートのようだ。自分には皆無だと思っていた。しかし、今年に入って冬のバリエーションに目覚めた私は、私なりに頑張って修行を積んで、赤岳主稜・天狗尾根へと進み1月に石尊稜に行った。そしてその結果しだいでは中山尾根に行こうと、Tちゃんと話していた。石尊から見る中山尾根はなんとも岩が…立ってる!とんでもないルートだなぁと、石尊にいながら既にどぎまぎっ。でもその時は来た…。

2/23 ムーンライト信州に乗って茅野へ向かう。赤岳東稜PのOさんTさんとも途中までは一緒だった。お互い健闘を祈って別れ、私とTちゃんは茅野駅で仮眠する。

2/24 朝、周りの人達が起き出したので私達も目覚めるが、もうちっと寝ようとすぐに寝込んでしまう私っ。結局かなり寝坊して、8:30のバスに乗って美濃戸へ向かう。今日はテン場までなのでよかろう(^^ヾ今回は荷が前回よりかなり重い。それは中山尾根はほとんど乾いた岩を登るクライミングルートなので、ガチャを多めに持っているからだった。ロープもダブルな為、各自1本づつ背負っていた。テン場に着いてテントを張って中に入るが、今日はなんだか寒い。お酒飲んでつまみ食べて夕飯を食べる。しかし変わらず寒い。寝不足もたたって、ゆっくり夕飯はしたものの、18:30にはシュラフにもぐった(uu)zzz

2/25 さぁ出発。私は密かに緊張していたので、昨晩も今朝も食事があまり進まなかった。取り付きまでの樹林帯はトレースがバッチリ。6:00に出発し、6:40には取り付きに到着した。私達は1番乗りで取り付いてまさか私達だけ?とか初心な私は思ったが、すぐに後続はやってきた。 下部岩壁の1ピッチ目、リードするならここだよUちゃんと言われてはいた。怖いよ〜とは思わなかった。やれそうかもしれない、と思った。けど、なんせ初っ端で、勇気が持てず初っ端で落ちたらどうしよ〜と思ってしまい、Tちゃんに行ってもらった。この辺がもっと岩に慣れて自信が持てないとまずいなと思った。1ピッチ目は左下に回りこんで左上する。直上ルートもあるがちょっと難しそう。しかし、私の番になると後から来た3人組がそそくさと左下に回りこんでしまい、私が行けない…。その3人のうちの1人のガイドとみられる人がそのまま直上しても大丈夫ですよって言う。え〜、まじかよ。でも下には3人たまっていて行けないし仕方ないんで、ほぼ直上ルートを試みる。ひぇ〜難しいじゃね〜かよ〜ともごもごしながら1段階のし上る。ぜーぜー、フリーかじっといてよかったぁ、と思いながら行った。 2ピッチ目は左の草付きを行くのが一般的のようだが、Tちゃんは直上の岩ルートを行くという。またまたひぇ〜。これが超細かくて私にはもうただのフリークライミングだった。A0必須です。その上は岩と雪のミックスを私がリードの出番。このくらいはできなくてはっ。 そして最後の核心、上部岩壁に到着。そそくさと割り込んできたガイド組に先を越され、ムッ。仕方なく茶ぁしながら登りを拝見。ここの上側は凹状岩壁で最後の乗越はハングっていて超思い切りが必要。その3人のうちの一人の女性は下部の細かい登りで少し滑って2回くらい落ちていて後ろの人に手伝ってなんとか登った模様。うーん…。自分達の番になり、Tちゃんの登りをよくよく確認する。自分の番になる。下は確かに細かい。途中レイバックぎみに登ったりで、フリーのようなムーブが要求される。ハングはどうにもA0してしまう。でも登れた。これも2度のアイゼントレのお陰と感謝する。なんだかんだとちょと楽しかったと思える核心ルートだった。 気が付いてみればもう岩は終了。その上のミックスを登れば終了点だった。えっ?もう終わりなの?とあまりの速さにあ然…。7:00に上り始めて終了点で時計を見ると10:03だった。3hという、超スピードに驚きと感動した。 テントを撤収し、行者小屋に行くと、Tさん発見!おっと、赤岳東稜Pも超スピードで今回は大成功の模様。お互い感動、一緒に下山し労をねぎらった。 見事行ってこれた中山尾根。やればできるんだと思った。しかしなんといっても私はTちゃんに大感謝です。ありがとう!もっと修行を積んで自らの力を発揮できるようになりたいと思うしだい。(YU)

 Phot

中山1.jpg

初日に赤岳鉱泉前から見上げた西面

中山2.jpg

夕食のミートソースグラタンモドキとシーフードスープ

中山3.jpg

中山尾根取り付き手前の樹林限界付近

中山4.jpg

取り付き1ピッチ目の岩場が現れた

中山5.jpg

1ピッチ目、右下から回り込んで左上

中山6.jpg

2ピッチ目、写真ではわかりづらいが超細かい〜バイルも使えない

中山7.jpg

上部の核心ピッチ、やっぱり写真じゃわかりづらい…出口ちょいハング

中山8.jpg

阿弥陀が美しい

中山9.jpg

終了点(左)からトラバースして縦走路へ

中山10.jpg

降りてきてやっと揃ってパチリ

中山11.jpg

最後にもう1度中山尾根を振り返る ありがとうっ