山行記録/個人山行/2006-08-27/西ゼン
山域 | 谷川・魚野川仙ノ倉沢西ゼン |
日程 | 2006年8月27日 (前夜発日帰り) |
参加者 | 2名 |
記録 †
前から行きたかった西ゼンへ挑戦。集会でSさんやTさん、Iさんにルートの状態を聞いておく。 簡単なようで、油断するとにっちもさっちも行かなくなるらしい・・・ロープを持っていっても使える状況があるんだか。
土曜の3時過ぎに東京を出て、一路湯沢に・・・のはずが、所沢で練馬方面に逆走。なんだかいやだな。湯沢ICから出たところのコンビニには「酒」がない。いつも利用しているのに忘れてしまう。しゃくだから、ここに記録しておこう。それでも7時前だったので近くの酒屋でビールなどを調達できた。 林道終点近くのゲートまで車で入り、宴会開始。走行中少し雨がパラついたけれど、飲んでいるうちに星空が広がる。気分上々。駐車場には水が流れ炊事には問題ない。広さは5,6台は余裕。
5:25 出発。朝は雲ひとつない快晴。でも歩いているうちに雲が出てくる。西からの雲じゃないから悪くなることはないと思うが、天気が良ければ良かったで、この時期は午後雨が降るかもしれないし・・・Tさんとは12:00までに抜けることを打ち合わせる。お互いの保険証、無線の操作確認、医療品の確認をしておく。車のキーの場所も。 出合いまでは1時間ちょっと。林道から登山道に入るところで沢を渡るが(群大ヒュッテの道を分けるところ)、つり橋が落ちており、渡渉が必要。増水していたらまず無理。気をつけよう。朝露で結構濡れる。別に沢だからいいけど。道ははっきりしているが、ぐしゃぐしゃのシルコロードもあり、細い道幅の谷側が切れていたりして、夜間歩行には注意が必要な箇所がある。 出合いには立派な道標が鉄板ではめ込まれている。西ゼン出合いとは書いていないが、迷う人は少ないだろう。
6:45 遡行開始。最初のナメで滑り台状態。水流近くはとても登れないので、無理せず横っちょを歩いていく。なにせスピードが大切なのだ。 東ゼン出合いにつき一息。沢が大きく開けなかなかの景観。もう少し日が照るといいんだけど・・・ 第一スラブ。左側から草付とのコンタクトラインで行く。滑らないよう注意して登る。高度感は相応だけど、感じ方には個人差があるだろう。怖いと思ったら、ひたすら上を見て行動すればなんとかなる。我々はスラブを横切るバンドはトラバースしなかった。これは第二スラブも同じ。記録には最初右側から入り、途中で左側にトラバースするものもあるが、我々は左側から登り、そのまま直上した。このころから天気が良くなってきた。振り返るとスラブが下まで続く開けた景色。結構バーティーが入っている。 第二スラブの終了手前の滝で、Tさんが右側からアプローチしたが、登りきれず中退。30分くらい時間を費やす。最後の滝も左から行く。僕はやや水流沿いに登り、途中いやらしくなったので、もう少し左にカニの横這いしてルートを修正、登った。もっと左から入れば苦労はなかったのに・・・ 今まで調子が良かったから、油断したかな。ちょっと反省。
10:35 源頭部。ここからはネマガリの藪。といっても最初は踏み跡がはっきりしている。途中怪しくなるところもあったが(ルートを少しずらした)、概ねわかりやすい。ひさびさの上越の藪にうきうき。
12:00 予定通り登山道に出る。平標新道を下るが、悪い。特に樹林帯に入るまでの笹道。景色はいいんだけどねー。西ゼン全体が眺められるし。元橋へ下るほうが、断然楽だと思う。
15:15 ゲートに戻る。秋なんか紅葉でいいんだろうな。でも小雨でも降ってスラブが濡れたら止めたほうが無難と思う。天気の判断が重要。
ロープを出すことはなかったけれど、やはり出す場所がないと思った。人工の支点は気づかなかったし、頼りになる岩や樹木もないなあ。(K)
Photo †
第一スラブ帯

第二スラブ帯

第二スラブ帯からの俯瞰。今日は入っているパーティーが多い。

源頭部へ
添付ファイル:



