山行記録/個人山行/2006-08-26/馬見ヶ崎川八方沢

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:21 (3076d)
山域蔵王・馬見ヶ崎川八方沢
日程2006年8月26日 - 27日
メンバーL. AO, SL. IN, YU, YT

記録

蔵王では過去に仙人沢の刈田俣に行った事はあった。八方沢の事は全く知らなかった。どんな沢なのだろう?と調べるとけっこうゴルジュが多い。泳げればいいが、高巻きだらけという事もありうる…が、正直あまり気負わず臨んだ。

八方ダムの車止めから30分程、林道を歩いて取り付き地点にたどり着く。始めは河原だがしだいにゴルジュへと渓相が変貌してゆく。F1にたどり着くと大きな釜にノド状の5メートル程度の滝が落ちている。左岸を泳いで滝をのっこす。最初にAOリーダーがゆく。次にINさんがゆく。そしてYTがザイルの途中をフィックスして登る。最後に私だが…ザイルの末端が、足りずに上にいってしまっていた。上からは何度も何度もザイルを釜に投げ入れるが沈んでしまってこちらへは流れてこない…そんな事を何度も繰り返し、私も何度も釜の途中までザイルを取りにゆくけれど全然届かないので、寒くてブルブルしてくる。INさんがザイルにバイルを巻いて思い切り投げ、2回目でやっと私の所にザイルが届く。やった〜よかった〜とほっとする。皆が手こずっていた滝の所ののっこしは確かにいやらしかった。私は思いきり足を開いて突っ張ってお助けにつかまりながら登った。F2では登れない大きな滝が登場。資料には左岸を高巻くとあるけれど、左岸は滝の上もかなり切り立っていて懸垂もちょっと怖い感じ。なんだかとっても大変な大高巻きになりそう。。。そこで、INさんが右岸を巻くのはどうだろうとよ〜く見て判断。ついて行くとそれなりな高巻きではあったけれど、絶妙なラインでちょっとの懸垂をして滝上に降り立てた。

060826 最初の河原.jpg
  取り付きは気持ちの良い河原。
060826 F1.jpg
  F1の滝。右側をへつって滝を登る。トップはOさんが行く。
060826 F2.jpg
  F2は登れない滝。左をNさんの絶妙なルーファイで高巻く。

翌日はダムで私達より先に身支度をしていた2人組のPに追いつく。歳の離れた地元のご夫婦かと思いきや、なんと沢胡桃の方だった。スイマセン(^^ゞこの日も途中の滝(8メートル)を泳いで滝に取り付くなどした。見た目は登れなさそうに見える大きな釜を抱えた滝だったが、近寄ってみると泳いで取り付くのも登るのも案外容易だった。その後の13m滝は登れないので手前の左岸から巻く。その13メートル手前の巻きの取り付きには一部だけものすごい細くなっていて深くて大きな釜があるが、まるで何かの門のようでとても印象深い不思議な渓相だった。その後二俣を越え、最後の二俣の手前では15メートルの滝が現れる。結構傾斜はあるが、手足が豊富そうに見えるので、AOリーダーがトップで登攀する。途中で1ピッチ切るのだけど、2ピッチ目がシャワークライムとなって寒い、寒い。最後の二俣はなんじゃこりゃ〜と見た目がやけに怖い感じの滝が両俣にかかっている。登攀は不可能な滝なので右から高巻きを開始する。この高巻きが長くて高くていやらしい。やっと滝と同じくらいの高さまで巻き上げたが、下降点はまだ先らしい。この沢はこの滝を越えると登山道に出て終了となる。なので、下降点を見つけるよりも登山道へ直に突き上げてしまった方がいいだろうという結論に達し、そのまま藪をこいで登山道に出ることができた。

060827 8m滝.jpg
  8m滝は右壁を登ったり、右側をへつって泳いで滝を登ったりした。
060827 13m滝.jpg
  13m滝は登れないので左を高巻き。

この沢はなんというか、巻きは多かったものの、私が過去に経験した原点の沢といった感じで懐かしさを覚えた。超オススメという沢ではないけれど、トレーニング的な沢であるように感じた。(YU)