山行記録/個人山行/2006-04-01/海金剛

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:19 (3074d)

伊豆 城山&海金剛の旅

期間2006/04/01-02
山域伊豆 城山, 西伊豆 海金剛
メンバーL. HM, SS, HT, NK(城山のみ), AB

クライミングからすっかり遠のいていたので、最初海金剛の話があったときは行く気がなかった。しかし見せてもらった写真に惹かれ、引っ張り上げてくれるといわれて心が動く。トラバースは引っ張りあげてもらえないよなあ、とわかっているのに堕ちるワタシ。

4/1 気がついたら城山もセットになっていて、フリーまでやる羽目に陥ってた。ま、でもちょっとでも登っておいたほうがいいのかもしれない、けど疲れきって裏目に出るかもしれないなあ。渋滞にはまって昼前に到着。電車で来たSSさんは駅で待ちぼうけ、NKさんは現地で昼寝していた。いきなりストーンフリーでトップロープ状態で登らせてもらう。岩を触った瞬間新鮮な感じがする。久しぶりに触る岩で手の皮膚が痛い。数手で動けなくなり降りる。みんなは難しいのをやっている。私は寂しく下の5.8に挑み、2回目で何とか登ってほっとする。登れるところがあってよかった。実に久しぶりに頭にひろがるアドレナリン。

NKさんは日曜は仕事だそうで大仁で分かれ、西伊豆に向かかいつつ、澤田公園露天風呂で海を見ながら温まり、松崎の民芸茶房で焼き魚定食を食べ、スーパーに寄って食料買出し、出口の黒飴も購入。SSさんは車中宴会、そして各個に爆睡。かわいそうなHM。HTさんが傾いて運転中のまるにぶつかりそうになってちょっとひやひや。雲見オートキャンプ場は1区画3,675+1人1050円と、山ヤ的にはずいぶん高い。けどお湯が出るし水はけがいいし眺めいいし桜が咲いてるし露天風呂がある(入らなかったけど)という夢ようなところ。登れない岩にしがみついてないで、とっととチェックインしてのんびりするのが正解だったか。

4/2 降水確率90%だけあって未明におおつぶの雨の音で目が覚める。5:30目覚ましがなったがやっぱり降っているのでまた寝る。しばらくしてHMが一応とりつきまでいくというのであわてて準備。散歩してきたHTさんがキャンプ場に泊まってたガイドの人に雨だとアプローチも滑るし岩も滑ると聞いてきた。けどやっぱりGOなのだ。雨なのにやる気だ・・・。アプローチは山腹のトラバースを小一時間。古くから踏まれている部分は生活道だったのだろうか、すっかり崩れた部分とが交互に現われる。降ったりやんだりの雨の中、お決まりのへっぴり腰ですっかりうんざりしながら歩く。濡れた岩ではフォローでも自信ないから、もう万一にも登る気がなく、復路のことを考えるともうすっかり帰りたくなる。いったん海岸に出たあと数メートル登り返し、ちょっとした踊り場のようなところから先に直進すると急に道がやわらかくなり、おかしいと思っていたらすぐに行き詰まった。わかりにくいが踊り場から左の斜面へと踏み跡が続く。そこを登って突き当りが取り付きだった。壁にはちょこちょこ木が生えている。岩はしっとり湿っているがびしょ濡れではない。

取り付きで、濡れているから私は登らずに待っていると宣言すると「せっかく来たのに登れば」「足手まといだから登るな」といろいろ言われる。頭にきたのでやけくそで登ることにする。今は小ぶりだけどいつまた大降りになるやらわからん。 いっても4p目までということで、HTさんリードで登り始める。濡れていて結構いやらしいようす。フォローの私はアルパインの教えに従いとにかく早く登るように心がける。つまりカムの回収もせずにA0しまくり前進。HTさんのセットしたカムが全部効いているので安心してA0できる。フェースもつかえてフレークもあり木登りもありでジャムはできなくても問題ないかんじ。松の木は二人でいっぱい、一段上でHTさんはカムの支点でビレー。次のピッチをHTさんは苦労して抜けて行った。まずい。まずはスラブを直上するのだが濡れてぬめぬめ、足を置ける気がしないしホールドもいまいちのような気がする。早速テープシュリンゲをつかんだら、そのテープは結び目を岩の割れ目にひっかけただけだからそっと使ってね、といわれる。まずいまずい。行きつ戻りつを繰り返してから、タイブロックのごぼうで本日の核心を抜ける。タイブロックはセットがスピーディーで使いやすさに感動。そういえばテンションかけたロープに使うなとか聞いたような気もするが。びびりながらトラバースして安定したテラス。みんなが集まったところで、次のピッチの取り付きへ数メートルトラバース。後ろに大きく海が広がっていて好天のときは最高の場所だろうと思われるが今は嵐。岩にいるとそんなに濡れないが実は大粒の雨が本降りで強風なのだ。ここまではぽつぽつ木が生えてたがこの先はすっきりした岩がそびえる。そしてみるみる岩が濡れていく。撤退だ。ほっ。

先ほどのビレー点に戻り残置のシュリンゲで懸垂。メインロープの結束は普通の玉結びを2つという初めてのスタイル。木が多いのでロープを整理しつつ2回で地面に降りる。置いていたリュックはすっかりずぶ濡れ、靴も湿ってて悲しい。 心配でならなかったアプローチは復路ではほとんど登りになるので、濡れていても往路よりもずっと楽だった。3級程度の小さい岩場はすっかり味をしめたタイブロックを残置のフィックスにかませて進む。小さい岩場の上に立つと風に煽られて転げそうでちょっと怖い。SSさんが励ましてくれて気が楽。木立の中の山腹をずっとトラバースし、沼地の脇を抜け石垣を乗り越えて最後はずるずるの斜面を数メートル下って道路。 車の中で篠田さんは一人宴会。再び松崎の民芸茶房でえぼ鯛ときびなごの干物、ひじきを購入。18時に沼津の魚がし鮨に入ったらいつもは置いていない鯵の干物がある。安くてとてもおいしそうなのでこれまた購入と思ったがそんなに食べられないだろうといわれ断念。沼津で電車に乗るSSさんとお別れ。キャリアにくくりつけた荷物は水浸しで片付けのことを考えるとウツ。

帰ってみたら車とテントに桜の花びらがついていた。ちょっとうれしい。(AB)

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晴れているとこんな感じです。(2004年撮影)