山行記録/個人山行/2006-02-27/中山尾根

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:31 (2902d)
山域八ヶ岳・中山尾根
日程2006年2月27日-28日
参加者1名、会員外1名

コースタイム

2/27
06:00 起床、移動 → 08:00 出発 → 10:50 行者小屋 → 12:20 中山尾根偵察に出発 → 16:20 幕場に戻る

2/28
05:00 起床 → 06:25 出発 → 07:45 取付着 → 08:17 1ピッチ目登攀開始 → 09:02 2ピッチ目 → 10:40 上部岸壁登攀開始 → 12:10 草付岩稜ミックス帯 → 12:45 稜線へ抜ける → 13:35 地蔵尾根分岐 → 14:12 行者小屋着 → 14:47 下山開始 → 16:03 美濃戸着

記録

2/27(月)
8時出発。歩くとすぐ暑くなる。3時間弱で行者小屋着。道は後半ラッセルチックだった。頂上小屋を見上げると、雪面がてかてか融けて光っている。気温は4〜5度はありそう。雪壁は危険と判断し、予定のショルダーリッジはあっけなく中止。きっとトレースもないだろうから、中山尾根偵察を兼ねてラッセルアルバイトに行くことにする。

整地、テント設営後出発。中山乗越まではトレースがあるが、初めの一歩で膝くらい埋まる。湿雪で重く抜けない。ここから取付まで1時間のコースタイムだが、3時間かかった。今日の気温によるのか、とにかく埋まる。ちなみにここの下りは30分だった。

2/28(火)
晴。激寒にあらず。昨日ラッセルしといて正解。取付に着き一ピッチ目登攀開始。私がリード、初だよー。初端からザイルが岩角にひっかかりクライムダウン。しかも、それぞれのザイルがキンクしているのか、私のランニングのとり方が悪いのか、編み物している様。ザイルが重いというか引っ張られている感じ。これと言ってアイゼントレしてる訳じゃないから緊張した。でもスタンス・ホールドともしっかりしているし、体が軽く動きが良いみたい。なんとかピッチ終了。

二ピッチ目登攀開始。Eさんリード。陽が出てくる。草付きスラブで、しかも凍っている。一歩が怖い。上のビナにピックをひっかけて立ち上がる。何でもありだ。この上はコンテで雪稜を上がる。ここもラッセル。10:00くらい、傾斜がきつくなりスタカットで。Eさんリード。木があるから良いけど岩とのミックス。セカンドで良かったと安心。

上部岩壁着。私がリード。直上ルートにはペツル、でも右からでしょう。3ピン目のハーケンにクリップできそうで微妙。いやーここが一番難しかった。ハーケンだしオチオチ休んでいられない。根性出して登った。そこからランナウトして怖かった。アンカーっぽいとこに出たから、ピッチを切ろうかと思ったが、左に“これが核心のかぶった凹角か〜”が目に入ったら取り付いていた。ピンも確かに豊富だし、ステミングできるし、さっきのところよりは難しくない。ここを上がるとザイルは重いを通り越していた。抜け口も安定していない。あと7〜8mだけ先を行ってみよう。良いアンカーがあってほっとする。どうやら2ピッチ分上がったらしい。重いはずだよ。

11:30 Eさんセカンド開始。と、急にガスがもわ〜っと湧いてきた。一瞬にして視界20m、風も強まる。草付き岩稜ミックスはEさんがリード。ガスで姿が判然としない。ザイル一杯となりピッチを切り、私がリード。程なく終了点に達する。12:30稜線へのトラバース、20m。稜線へ抜ける。突風のため岩陰でザイル収める。

稜線上はホワイトアウト状態で右往左往、危うく凍傷になるとこだよ。ペンキもあって確かなのに一段の降り口が分からない。ゴーグル着用、目も開けてられない。おっ!地蔵尾根の分岐の道標発見。さあ安心、と思いきや上部はトレースがない。鎖頼りに下っていく。樹林帯に入ればトレースもばっちり。行者小屋に着き、撤収。重荷だけど飛ばして歩いた。

中山尾根に固執しただけあって、無事登攀できて充実した山行となりました。一回り大きくなった気がします。雪稜もまた楽しいと思った。次は小同心クラックを目指すつもりだ。(T)