山行記録/個人山行/2005-09-03/赤谷川本谷

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:34 (3074d)
山域上越・魚野川万太郎本谷
日程2005年8月20日,21日
参加者L.AO,SH,MH(会員外)

記録

天気予報から土曜の夕方は雷雨、日曜午後は雨になると思い、ドウドウセンを早く越えて安全なBP地を確保したかったが、出発が遅く、こちらのペースも遅く、昼過ぎでも巨岩帯の中間地点でこのペースでは予定していた「15時過ぎにドウドウセン上」は時間的にとても無理。そして、この頃から早くも雲行きが怪しく薄暗くなってきた。みんなは遡行を続行したい様子だったけど、心を鬼にして遡行中止・撤退を決めた。  幸い巨岩帯は巻き道があるので来た道を戻るように樹林帯に突っ込む。撤退して10分もしないうちに雷雨。バケツをひっくり返したような土砂降りで雨具を着用しようとザックを降ろしてふと見ると沢が濁流となりミルミル増水しているのが判る。降り出して20分も経っていなかったと思う。丁度座って休むスペースがあったので休憩とした。

側壁から水が流れているのでお湯を沸して、お茶を飲みながら今後の方策を考えた。降り出して30分もすると小降りとなり、やがて雨は止んだが、眼下の沢はとんでもない激流で沢床に降りる事は考えられない。上流は沢全体がヒョングリの滝になったようで、正面や下流の壁は滝だらけ。というより山全体が滝になったよう。

休憩場所に小一時間ほどいて少しづつ水が引いてきたので行動を開始した。巻き道を行ったり戻ったり、懸垂下降を何処でするのかと、モタモタ悩んでいるうちに水が安全そうなレベルまで引いてくれたので入渓点まで戻り、その日の内に下山・帰京する事が出来た。ビバークするのか入渓点に戻るのかも途中で結構悩んだが、林道でもトンデモない土砂降りの雷雨が再開され、日曜の天気も予測不可能であったことを考えるとビバークしていたら脱出出来なかったかもしれない。 

「沢の増水は早いから気を付けて」とは良く言われるが、その早さと凄まじさは実際に体験しないと結局のところ判らないと思う。体験できても死んでしまっては意味が無いが、無事に帰還できて本当に良かった。沢の経験がチョコッと増え慢心があったのかもしれない。反省する点も多々あり、良い勉強になった。(AO)

Photo

赤谷川本谷1.jpg

入渓点まで長く暑かった。この時点では晴れていたが…


赤谷川本谷2.jpg

同下流部。


赤谷川本谷3.jpg

マワットのセンにて。左の泥壁?を高巻いた。


赤谷川本谷4.jpg

巨岩帯上部?空を見上げると相当怪しく、ここで撤退を決定。撤退記念写真を撮る。


赤谷川本谷5.jpg

樹林帯に逃げ込み沢を見ると既に濁流になっていた。


赤谷川本谷6.jpg

ちょっと判りにくいけど上流を樹林の隙間から見たところ。