山行記録/個人山行/2004-05-22/会津朝日岳〜丸山岳

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:48 (2959d)
山域南会津
日程2004年5月22日 - 5月24日
参加者2名

記録

5/22

明るくなってから登山口着。2時間仮眠して出発。何人ものゼンマイ採りと行き交う。いくつかの小さな沢を渡り、美味しい水でのどを潤す。九十九折の道では緑のブナとピンクのヤシオツツジと白いニオイコブシが涼しげに、重荷にあえぐ私たちを見下ろしている。

熊の平小屋の周辺は見事な雪の広場となっていた。広場を囲むように新緑のブナが林立していて、風のない外宴会が気持ちよかった。雪の間からは水場がのぞいていた。小屋はこざっぱりとしていて、囲炉裏が切ってあり、ちょっと煙かったけど焚き火を楽しんだ。その夜は雨だった。

5/23

朝はガスがかかっていたが、昨日の天気図では悪くならないとのことなので、出発した。会津朝日岳の登りは雪壁だが、特に問題なし。頂上ではガスも晴れ、遠く飯豊まで見えた。鋸刃の通過も夏道が出ていて問題なしだけど、アップダウンが苦しい。シャクナゲに癒される。藪はそれほどでもなく道は意外と明瞭だった。途中行者ニンニクが群生しており、今晩のつまみ分をいただく。

大幽朝日岳手前の雪原を今晩の宿と定め、荷物をデポした。軽荷にはなったがその代わり藪が濃くなり、ところどころネマガリダケが道を覆い行く手を惑わす。しかし、トップの絶妙な藪ファイで迷うことなく順調に進む。雪を拾うことも多くなり、藪から雪上に出るときは解放感のあまり足元がふらつく。丸山岳が近くなると雨の雫が落ちてきた。いよいよ山頂に着いた時には、そのだだっ広い雪原が一瞬見えただけで、たちまちミルク色で何も見えなくなってしまった。

雨が本格的に降り出してきて幕場まで急ぐが、藪こぎは登りより下りのほうが道を探しにくく、さらにガスがかかり時々道を失う。雨で濡れたネマガリダケは滑るし、倒れ方も微妙に向かって倒れてくるので漕ぎにくい。疲労困憊。幕場に着き、雨の中ツェルトを張った。内フレームがあるので居住性はいいが雨漏りが激しい。夜は二人ともブルブル震えながら眠った。

5/24

翌朝は嘘のような快晴!ツェルトから這うように出て、濡れたものを全て乾かした。風がなく青空が広がり、雪原には青々とした新緑のブナたち。山の森や花や山菜は、来る者にはお構い無しに最高潮を迎え、そして終わっていくものだ。私たちは今、まさに最高潮のときに、この山を訪れたことを喜んだ。下山道では蛇がたくさんいて10匹くらいに会ったかな。その度にKさんの悲鳴が森にこだましていた。(A)

Photo

会津朝日岳1.jpg

熊の平小屋前の雪原。少し下ると水が豊富に取れる。曇ってはいるが、独り占めの空間だ。早く宴会を始めなきゃ。


会津朝日岳2.jpg

会津朝日岳山頂から新潟県側、多分守門岳方面を臨む。山頂は狭く、北側は断崖。


丸山岳1.jpg

遠く丸山岳を臨む。これから藪に突入だ。


丸山岳2.jpg

丸山岳山頂直下の雪原。ピークまでもう少しだが、雨雲が迫ってきている。展望のあるうちに着きたい。


丸山岳3.jpg

夜中続いた強い雨の後の晴天。素晴らしい天気だ。大幽朝日岳、丸山岳に続く稜線がはっきり見える。これを見れただけでも満足だ。