山行記録/会山行/2009/谷川集中/谷川岳・東尾根

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:14 (3138d)
山域谷川岳・東尾根
日程2009年 10月 3日
メンバーL.グレ子、こーさか

コースタイム

10/3 (07:31)厳合新道-(08:11)第一見晴台-(09:27)シンセン沢左俣引き返し-(10:13)右俣合流-(11:35)シンセンのコル-(16:33)登山道-西黒尾根(19:20)

記録:

天気予報が思わしくなかったために当初予定の烏帽子岩南稜を日曜日に移し、土曜日は朝の状況次第で東尾根に登る事にする。午後から回復するが朝は雨の残る予報だったため出発を遅らせて厳合新道を歩く。第一見晴台の立派な道標からマチガ沢に下りるとガスは酷くなく、東尾根が幽玄な姿を現していた。雨は殆ど上がっていたので計画続行ということにする。
シンセン沢に入り右俣の検討を付けるが、ひとつ尾根を巻いた先にあると思い詰めすぎてしまう。ワンムーヴが厳しいスラブを越え、その先も沢沿いは厳しいので右岸に乗った時におかしいと思い、検討後、下流から分かれた右俣がシンセンのコルらしき場所に伸びているのが判った。そこを通過したときにグレ子さんが一度疑ったが、普通に流れている左俣に対して涸れていたために通過した沢のようだ。あとで分かったが、この日の左俣は朝までの雨で水量が多かったようだ。

shinsen_sawa320.jpg

水、じゃんじゃん流れてます。

スラブの下降は難しいので薮をトラバースして右俣に下りた。右俣の上部は傾斜があり、また下まで落ちると怪我では済みそうに無い。岩は濡れていて嫌らしい。あと少しでコルに乗るところで残置支点を見つけ、先行していたグレ子さんにロープの端を投げてリードして貰う。
シンセンのコルで無線交信して東尾根に乗った事を伝える。

to_col320.jpg

右俣上部。ここを右寄りに詰めた。

ganpo2_320.jpg

第二岩峰

コルから直ぐの第二岩峰は右から巻いた。その先、ところどころに踏み跡はあるが、ガスで次なる目印の第一岩峰が判らない。濡れた岩と草付きで岩壁を越えるたびに、まだまだ続く稜線に落胆させられる。恐らく第一岩峰と思われる箇所は巻くか直登か悩まされた。ホールドはあるが濡れていてスメアの効かない壁だ。グレ子さんが左のバンドを偵察に行き、引き返せるようにロープを投げて引いて貰う。フォローして行くと沢の詰めになっており、渋い草付きを右の稜線まで上がった。
踏み跡は現れては消え、広くなった尾根はルーファイに悩まされる。まだまだ続く草付き、ザレ、ガレに神経をすり減らし、登山道に抜けたときは安心感で一杯だった。

higashione320.jpg

やっと抜けたよ。

ロープウェイにはとても間に合う時間では無い。中秋の名月を正面に見ながら西黒尾根を下山した。

反省点 シンセン沢を詰めすぎた時に、撤退のためには(スラブの下降が出来ないので)一度薮の斜面に取り付いて降りることになったであろう。シンセン岩峰が同定でき既に抜けることで頭が一杯だったが、出発時刻が遅いこと、沢の水量が多いことを考慮して、多少の手間が掛かっても中止しても良かったのではと思う。
時間が掛かった要因は、岩が濡れて状態が悪くルート取りに苦労したこと、そのため私からの希望で4回ほどロープを出したことが考えられる。
また、支点の少ないルートで状態が悪い時には、カムや、時間が掛かってしまうがハーケンの使用を選択肢に加えられたら良いと感じた。(こーさか)