山行記録/会山行/2009/春合宿/前穂高岳

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:04 (3137d)
山域北アルプス・前穂高岳
日程2009年5月4日−2009年5月5日
参加者2名

コースタイム

5/3 八王子待ち合わせ、特急あずさで松本へ(松本駅ビバーク)

5/4 松本6:42→新島々→上高地→11:00岳沢テン場

5/5 テン場4:20→5:30奥明神沢取り付き→明神岳コル→前穂岳左俣雪渓→8:25前穂山頂→10:20岳沢テン場→上高地小梨平合流

記録

前夜 

23:40頃松本駅着。単独のハイカーや、大きなザックに鍋をぶら下げての山岳会(?)の若者十数名のパーテイ等、結構駅ビバ人口あり・・で賑やかだった。

1日目 

始発の松本電鉄で新島々へ向かう。お天気模様が気になったが、まだ薄曇りの中、稜線はしっかり見えていて久々に上高地に入った感動を覚える。早朝の為か観光客も少ない。下から見上げた岳沢への道は、まるで砂利道のような岩ガレが見え全く雪は残っていない。雪のほとんど消えた夏道通しに快適に歩を進め、岳沢ヒュッテ跡に到着。そこへ入るとさすがに雪渓がしっかりとあり、テントがあちこち賑やか(12〜13張り?)。テン場からは、西穂・奥穂・ジャンダルム・前穂・明神岳が一望。天狗沢、コブ沢を下降してくるパーテイの姿が見える。素晴らしい展望!(ここは、穂高のパノラマが堪能できる・・お勧めだ)。

K原リーダーと奥明神沢の偵察にいくが、デブリ跡があちこち遠望でき、明日の行動を考えると不安が頭を持ち上げる。無風・快晴で気温も高いためか、驚いた事に雪解け水が流れとなってテン場を通っているので水作りの必要がなかった。酒のツマミ兼夕飯で、たっぷりと穂高の眺めを堪能しつつ、私はラスト交信を待てずにシュラフに潜った。

2日目 

2時起床、星空が綺麗だ。体感温度10度くらいか・・・以外に温かい。水・行動食・ツエルトの最小限を持って、アタック開始。雪面は、柔らかいが適度にクラストしている。トレースバッチリだ。ヘッデンの中、除々に高度をあげ先行の10人パーテイを奥明神沢取り付きで捉える。落石(自然)と雪崩前兆の音?に注意しながら確実にアイゼンをきかせながら進む。取り付きから上は斜度が一部45度位(?)の感覚場所もあり、ダブルアックスが安定感もあり有効だった。

二股あたりで、私達は明神岳コルをめざし右へ入る。追い越したパーテイ他何Pかは直接前穂へ向けての急な雪壁(左股)を登攀している。明神のコルは、ガレガレの岩場が露出していた。茶色の岩肌が浮石となって、何処に手やアイゼンを置いて良いやらひやひやものだ。フィックスロープが張ってある明神岳への急な斜面も、岩が露出。上部雪壁が今にも崩れ落ちそうな景色である。

明神岳を後にし前穂岳へ向けトラバース、左股雪渓中間部へ合流する。上部雪渓は積雪が多かった。山頂に着いた頃、すっかりガスの中で風も強くホワイトアウト状態である。下りの急斜面の処理や雪崩れの危険もあるのでとっとと下山開始とする。滑落したら底まで停めようのない長い急雪壁をバックステップを確実に効かせつつ下った。

下山途中、2時間の待機指示があった(この間、リーダーから思いがけずに雪上でのセルフレスキュー(一部)の講習を受ける)が、無事に小梨平で皆と合流。夕暮れの静かな小雨の上高地で仲間と共に山行を振り返る幸せの時間だ。打ち上げの準備やご寄付頂いた皆様、ありがとうございました。呑気な私は、K原リーダーの胃を痛くしたかも知れませんが、「個人の責任」と協働を学びました。 (記録:K暮)


K暮さん、鰻丼ご馳走様でした。山の中で初めて食べました。これから夏にかけてはやはり鰻がグレートです。(ヨダレが出てきた)  (K原)