山行記録/会山行/2009/春合宿/新島々〜霞沢岳

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:25:04 (3019d)
山域北アルプス・槍ヶ岳 新島々〜霞沢岳
日程2009年5月3日−2009年5月5日
参加者2名

コースタイム

5/3 島々宿登山口9:00-二俣10:50-離れ岩13:20-テント泊

5/4 テン場9:20-岩魚留小屋10:00-大南沢手前11:35-1650m地点12:30(水確保)ー徳本峠小屋15:10着 16:00ー17:10ジャンクションピーク泊 

5/5 9:10発ー尾根ちがいで引き返し分岐に戻る10:20ー2261m地点10:50ー2316m地点11:35ーK2ピーク付近(2620m地点)14:00 下降開始14:45ー1600m地点16:30ー小梨平17:30

 記録

初日

徳本峠が古くからの道であることにシミジミしながら歩く。かつて牛がこの道に列をなして登り上部で放牧された話などを聞きながら歩くと、また違う世界にいざなわれる心地。 日差しが新緑に入り山吹や山桜や小花の群れなどを愛でながら、二人という気楽さもありのんびりハイクはご機嫌。登山道沿いに走る沢の魚影に目を凝らしながら行けば更にのんびり山行、そして離れ岩のすぐ先で、適度な砂地と開けた河原に出会ってしまうのであった。 早々に行動終了。久しぶりの焚き火は明るいうちから始まって長々と堪能する。K村さんの山話は尽きなくて楽しくて気がつけば月がでていた。

arround,nolink

2日目

前日に、実はリーダーは風邪引きで不調と聞いた。起きれば喉は痛いし鼻水は黄色い。共装備も二人だと分担も多いし生食持参で荷が重い。たっぷり休憩しながらゆっくりゆっくり。沢の冷たい水がとても美味しい蒸し暑さの中を歩き、ふきのとうやこごみを愛でていたら、

本谷分岐手前でやっと雪を踏むようになった。夏と冬の硲を旅してるみたいな山行だなと思う。登山者も少なくどっぷり自然に浸かってる感もまた嬉しい。

峠小屋に近づいてやっと雪降ろし作業中やら数パーテイの登山者やらで賑っていた。合宿ならではの無線もずっとサイレントだったが、穂高の眺めに歓声をあげて程なく、交信で聞いた皆の声にほころんだ。しばし残雪のアルプスの眺めを楽しみ、1時間先のジャンクションでテント設営。夜は街あかりが遠くに見えていた。

3日目

出発時の薄日は程なく消えてしまうが、高曇りなので穂高連峰がなんとか見える。油断してトレースを追ってしまい引き返しをした上、さらに風邪ひきのせいかかなりのスローペース。

アップダウンがあって霞沢岳がなかなか近づいてこない。やっと下降予定の沢筋が見えてくると、想像よりきつい傾斜と樹林の少なさにビビりがち。だけどK村さんが偵察に少し降りる様子を見て行けそうに思えた。ただ下降途中の岩稜マークが懸念されじーっと地形図をみている私に、シビレをきらしつつ待ってくれるリーダー。

かつて登山道がなく一般登山者は霞沢岳に登れなかった時代、若きK村さんがピークに立つため、夏に遡行し下降したのがこの八右衛門沢とのこと。近年3月には山スキーの記録もある。

皆のいる小梨平に早く着きたい。降りてみたい気持ちが沸いてきた。ステップをきってもらえば前向きで降りれる傾斜だ。滑ったら止まらなさそうと思う傾斜は徐々に緩むが、私は一歩一歩、K村さんはどんどんかけるように降りて豆粒となり見えなくなった。何の問題もなく延々下り続け、高度差1000mを一気に降りてしまうこととなる。うまくいった、なんて近道!この感激は何とも言えない、そんな体験をしてしまった感じでした。

そして小梨平で集まった各パーテイとの賑やなか打ち上げは楽しく、黒稜に入り山を続けていることが嬉しいと思う合宿となり、皆様、リーダー、本当に感謝です。

(記録:ゆかたけ)