山行記録/会山行/2007/総括山行/北アルプス・鹿島槍ヶ岳

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:56 (3137d)
山域北アルプス・鹿島槍ヶ岳
日程2008年 3月20日 - 3月22日
メンバーL. こーさか, タマキチ

コースタイム

3/20 鹿島山荘(07:38)->(12:45)1,850m付近にて幕営

3/21 幕営地(06:08)->(11:51)爺ヶ岳中央峰(12:00)->(14:35)冷池山荘

3/22冷池山荘(05:30)->(07:23)鹿島槍ヶ岳南峰(07:39)->(09:00)冷池山荘(09:12)->(09:40)赤岩尾根の頭->(こーさか14:33)林道->(タマキチさん15:00,こーさか15:40)サンアルピナ鹿島槍駐車場脇

記録:

総括で爺東尾根リベンジ行ってきました。 年明けくらいから鹿島槍東へ行く計画でしたが、そんなこんなで 去年敗退の爺のリベンジに、リーダーもこーさかさんに託し再挑戦です。 初日から雨でしたが、上は雪。さっそくラッセル要員。去年は雪が少なかったから様相が全く異なる。 ほぼ同時にスタートした2人Pの計4名でラッセルし高度を稼ぐ。 が、ほどなくして本日の幕営地に到着。ちっつまんねぇ も少しラッセルしたかったな。

翌日はわかんを着けて行動開始。彼らもラッセルしたかろうに、とまたまた4名でアイゼンラッセル。 P2あたりから核心の痩せ尾根、ナイフリッジに突入。おぅ!あたちきにトップやらせろぉ! ワクワクするぜぇ〜 雪屁の出具合、傾斜を確認しながら 右に左に。この緊張感たまらんよぉ(〃▽〃) 振り返るとこーさかさんは馬の背にまたがる状態に見えた。 入れ替わる場もないし、このままトップ行っちまぇ)^o^( するとやや平らな場所へ。交代しようと思ったが、本日一番の核心。雪壁だ、しかも下り。木が生えてるが、滑ったらあっちの方まで止まるまい。 空身のダブルアックスでステップを付けに下りてみた。ん〜ザックで振られるな。 ザイルでザックを下ろし空身下降とする。その間、もう他3人Pに抜かれる。この3人Pと最終下山まで抜きつ抜かれつ デッドヒートを繰り返す。 ここを越えたら爺への最後のひと登り。しかも、強風。トレースに助けられ、ラッセルに喘いで 12時爺山頂。今日中に鹿島槍行けるかな? んが、そこから冷山荘までのひどい雪質。腐ってて重い。わかんに履き代え へろへろになって14:30着。ピストンは明日の楽しみとし、外宴会。他の会の方の就寝は早かった。

翌日は無風快晴、サクッと鹿島槍をピストン。南ア 富士山 良く見渡せた。最高♪d(⌒〇⌒)b♪ んで、9時山荘を出発 赤岩尾根の下降。いやいやいや、しょっぱいねぇ。懸垂3回も強いられた。うっすらトレースはあるものの 雪が中途半端に柔らかいから やっかいだった。急傾斜も終わると さらにグゾグゾの雪。みんな、地雷だのロシアンルーレット呼ばわりしてた。ズボッとはまると腰まで埋まる。足が付かないと滑落の恐怖を味わう。 気温は上がり イライラはつのり やっとこ林道へ降り立つ。 私てきにはこっからが真の核心。だらだら1時間の平坦歩き。肩に 足裏に 腰に ずっしりと疲れがのしかかる。アスファルトが見えたときは言葉もなかった。 ふ〜しかし、充実した3日間だったな〜 総括にふさわしく、リベンジできたことを嬉しく思う。ありがとうございました。(タマキチ)


(3/20) 小雨後小雪後曇り

道の駅松川にて仮眠の後、鹿島山荘に移動。小雨がパラつくが今日は移動日と割り切る。いきなりの急斜面は土が露出しており沢の詰めのよう。登りはともかく下りには使いたくない。先行2人Pと一緒に稜線に上がりほっと一息。ラッセルしたいので休憩を取らず、前日に付いたらしいワカンのトレースが薄っすらと残る尾根道の先頭を切らせて貰う。概ね膝下で止まる雪は、時々現れる深い雪を崩して固めて進めるのが楽しい。適当に決めた15分交替を4人で回して、標高1,850mあたりに13時前に到着。何張りも張れる平坦な場所にテントを設営した。後は明るいうちから初日ならでは、雪山でこその大宴会。

(3/21) 晴れ 強風

3時半起床、6時過ぎに出発。前日の後半でワカンの方が良かったかなぁと感じたので、最初はワカンで行動開始。1時間ほどして休憩中に昨日の2人Pがアイゼンで追いついてきた。それでも沈まないとのことだったので、我々もアイゼンに切り替える。徐々に尾根は痩せて来て、交替時間関係なくタマキチさんが先頭に立ちたいとのことでお願いする。先月の鹿島東よりは斜面が緩く、また湿った雪は流れる感じが無かったので怖さはあまり無い。尾根が広がった箇所ではトップを行かせてもらい、痩せてくればタマキチさんにお願いしてで、完全にラッセルハイ、後続を振り切って道を開く快感を堪能する。
こーさかが先頭の時にP2からP1の間で薄くなった尾根が切れ落ちている箇所があり、一度左側に降りてからトラバースしようとなった。とりあえずピッケルで削って平坦地を作り、タマキチさんが空身、ダブルアックスで先に降りてみる。ロープを使ってザックを降ろしている時に、今朝はJPから出発したというG山の会の3人Pが追い越していった。昨日から一緒の2人Pのザックも降ろしてこーさかが降りる頃には立派にステップが出来ていた。
もう爺ヶ岳のピークまでは痩せ尾根は無く、雪も硬くて歩きやすい。ただし風が強いのと単調な登りが長い。それでも昼前に爺ヶ岳の中央峰に登頂することが出来た。目の前には剱岳の雄姿。しかしこーさかはここでパタリと電池切れ。重くなった雪質が辛く、Gの一人と急に復活したタマキチさんの先頭争いに加わることも出来ず、冷池山荘に到着したときには腰を曲げられない状態だった。
時間的に今日中に鹿島槍は無理との判断で、Gの皆さんとポカポカ陽気の下で外宴会となった。予備日は必要無さそうなので、酒とツマミは大量。

(3/22) 快晴 無風〜弱風

3時半起床。朝食後、テントを畳んで5時半出発。右手に明ける空、左手に沈む月を見ながら、快晴無風の稜線を歩く。自分は昨日のヘロヘロ状態から完全には回復していないが、穏やかな天気となだらかなルートを楽しむ余裕は残っている。雪庇避けてところどころ着いている前日のトレースを追い、7時半に登頂。360度の展望が素晴らしい。
ずっとここに居たいけれどそうも行かず下山開始。冷池山荘でまた重荷を背負い、赤岩尾根の頭に登り返して下降開始。直ぐにタマキチさんに先頭をお願いしてクライムダウンで進むが、傾斜がキツくなり懸垂することに。斜めに降りるので先頭は振られないように気を使ったそうだが、二番手はレールに嵌って楽チン。更に懸垂2回でなんとか落ち着けるところまで降りる。
しかしここからも腐れ雪が酷い。アイゼンダンゴが鬱陶しいだけでなく、前触れもなく踏み抜くと腰上まで或いは首まで潜る始末。最初は二人してお互いをゲラゲラ笑い合っていたが次第に余裕は無くなる。高千穂平まで来て落ち着くかと思いきや、グズグズ雪は更に酷く、前腿の筋肉を使い切ったこーさかはマトモに下りの姿勢を取れず、クライムダウンするか尻を擦ってずり落ちることしか出来ない。申し訳ないけれど先頭を替わるどころかどんどん引き離されてゆく。
林道にたどり着いた時に漸くひと心地付いた。あとは歩いているだけで帰れる。休まずに足を動かし、気力だけで舗装路に辿り着いた。
当初は歩いてクルマを回収する予定がG山の会の方が呼んでいたタクシーを私の車の回収に使って頂いて、足棒のワタクシにはラッキー。

三日間で自分の体力を使い切りで、まさに総括山行。(こーさか)