山行記録/会山行/2007/春合宿/剣岳 早月尾根

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:47 (3015d)
剣.jpg

コースタイム

5/3
8:00馬場島発−8:44着1,020m付近(松尾平手前)−9:45着1,200m付近−10:45着1,440m付近(1,300m付近から雪あり)−11:45着1,780m付近−12:45着1,990m付近(剣山頂見える)−13:35着2,160m付近−14:15早月小屋(BC)着

5/4
5:20早月小屋発−6:00着2,450m付近−7:20着2,614m付近(雪庇の乗越)−9:10着2,700m付近(ミックスの登り/ロープ使用)−10:40頃着剣岳登頂−15:15早月小屋着

5/5
8:20早月小屋(BC)発−12:00 馬場島着

記録

5/3: 晴れ後曇り

急行能登の車窓から眺めた剱岳は遠く、早月小屋まで行けるかどうか心配になる。それでも長い馬鹿尾根を概ね45分歩いて15分休憩のペースで順調に進むことが出来た。雪は標高1,600m地点の前後から現れ、春の陽気でグサグサの上を壷足で進む。時々吹く風が汗を飛ばしてくれて気持ち良い。

テン場はエスパース4人用とスタードーム7人用の二つを並べるだけの場所が直ぐに確保できた。夕食はヒツマブシとトン汁をご馳走になる。明日こそ本番なので20:00就寝。私は夜半の風にも起こされること無く熟睡した。

5/4: 晴れ後若干のガス

ペグ代わりのピッケルを外してテントを潰し、雪ブロックを乗せてから頂上アタックを開始する。先頭はKリーダー、私は二番手に入れて頂いてなだらかな雪の尾根を歩く。右手に険しい小窓尾根を見ながら暫く進むと岩場で渋滞をしていた。Kリーダー曰く冬はトラバースしたとのことだが、トレースは直登のみで今回はこれに従う。Kリーダーにお助けシュリンゲを垂らして頂き、また手足の指示を出して頂いて乗り越えた。その先のトレースはしっかり付いているが斜面は切れ落ちており、特にトラバースは終始緊張しながら進んだ。時折吹く風は強いというほどではないが、不安に駆られる。

ミックス気味の岩場ではまた渋滞となり、岩陰で止まっていられた私と違って、パーティーの後ろの人たちは随分と寒かったと思う。この岩場では終了点から下ろして頂いたロープにプルージックで確保し、隣でTさんに(まるでPump-1でのように)指示を頂きつつ登る。難所と思われたカニのハサミには立派なトラバースがつけられており、ここはロープを出すことなく避けて通過できた。前剱からの道と合流するあたりはどうやって降りるんだろうと思いながら登ると程なくして山頂に立つことができた。自分の立っている山頂に伸びて来る幾つもの岩稜の迫力に息を飲む。

さて登ったら降りなくてはならない。危ないところは懸垂でと聞いて若干不安は和らぐ。前剱への分岐を過ぎて早速最初の懸垂、50m一本。そしてミックスのところで50mダブル。Kリーダーの残置シュリンゲとカラビナをありがたく使わせていただく。下り、自分はやはり二番手で付いてゆく。まだまだ下りるのに踵を決められず不安だ。登りでシュリンゲを出して頂いたところは後続のトレースがしっかり安定しており、トラバースで難なく通過することができた。そこからはTさんのシリセードを無理には追わず、滑落停止訓練をしながら小屋まで降りた。

夕食は炊き込みご飯二種にキャベツとソーセージのスープ。もちろんの達成感、そして下山の天気も持ちそうだという安心から大宴会となる。

5/5:晴れ

穏やかな天気に後ろ髪を引かれながら撤収して下山開始。私は標高1,600m地点の休憩までアイゼンを付けて歩き始めるが、下りはまだまだ苦手で時々尻餅を付いてしまう。松尾平のカタクリの群落なぞ愛でつつ馬場島に帰って来た。

4月の雪訓から毎週の訓練山行を企画して頂いて臨んだ春合宿は、 最高の結果で終えることが出来ました。(K)

Photo

剣2.jpg

早月小屋を目指す。


剣4.jpg

迫る岩峰。


剣8.jpg

直登か、トラバースか・・・(往路は直登し、復路はトラバースした)


剣11.jpg

スカイラインを辿り頂上へ。


剣7.jpg

頂上にて。360度の展望を満喫する。素晴らしい天気だ。


剣10.jpg

帰し方を振り返るCL。