山行記録/会山行/2005/春合宿/杓子岳双子尾根

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:32 (3190d)
山域北アルプス・後立山連峰
日程2005年5月1日−5月3日
参加者2名

コースタイム

5/1
07:00臨時バス停〜猿倉〜小日向のコル〜10:00樺平
5/2
11:00樺平〜ジャンクションピーク〜17:30杓子岳〜19:00白馬山荘
5/3
08:00白馬山荘〜14:00栂池

記録

5/1
猿倉にはたくさんの車と5パーティーくらいの人。適当に人の踏み跡をたどると双子岩よりちょっと上に出た。抜きつ抜かれつだった人たちは小日向のコルにテント設営。私たちはもう少し足を伸ばす。コルからは細い尾根上に小さいながらもクレバスやら雪庇やらがちょこちょこ出てくる。そのたびにKさんが慎重に前をうかがいながらルート取りしていく。荷物もあるので微妙なところを通過するのはちょっと気持ちが悪い。

樺平までガイドブックの時間どおりに到着。今日の予定はいけるところまで。Kさんが、「天気は今日早めに崩れるかも」と言う。ちょっと様子を見ようということになり大休憩。そのうち厚くはないけどうろこ雲やらレンズ雲が出てきて今日の行動は終了と決定。樺平はなかなかのテンバ適地。

15時くらいになって明るいままながらぱらぱらと雨が降り出した。「思ったより遅かったな」と言いながらも読みが大体当たってKさん満足そう。

5/2
明け方何度か目が覚めたが雨が降っているので眠り続け、なんと8時まで寝てしまった。雲の様子を見ながらKさんが「11時には行動できる」と予言。ガスったり青空が見えたりを繰り返す。ぼちぼち用意していたら本当に天気が良くなってきて11時に行動開始。

両手のバイルを刺しながら急で広くて気持ちの良い雪面をしばらく登ると、クレバスにぶつかる。雨が降ったし日が高くなっていて雪はぐずぐず。割れ目は2重3重になっていて、一つは私には飛べそうにない。巻きはイマイチ見通しが利かず悩む。逡巡した末、Kさんが空身で渡り、上のほうまで登ってしょぼいブッシュからロープを伸ばし、リュックを2つひっぱりあげる。リュックを引っ張りあげるなんてもし私だったらできないのではと思った。せめて軽量化していて良かった。それから更に空身の私をひっぱりあげてもらう。クレバスの幅は広く、足元の雪は他愛なくどんどん崩れ、テンション入るかと思った。クレバスを渡るのに1時間くらい時間を食った。恐るべし。

急な雪面を交代しながら登る。もっぱら稜上を行く。ガイドブックには岩場を二つ巻きとある。しかしまたしても長いクレバスが出てきて岩場を巻けない。Kさんが岩場を登ろうとするが脆いという。クレバスの右に大きく迂回するトレースがあったので「あっちに行きましょうよー」と私が弱気発言。Kさんはトラバースした先が見えないのでためらったが、右にトラバースすることに。かなり急で雪がぐさぐさで雪崩そうな気がして気持ち悪い。20mくらい?トラバースし、更にトラバースしようとする。上が見えないからそっちは良くないと、Kさんが戻り気味に稜上へ登る。そこには岩場を登ってそのまま稜上を歩くトレースがあった。この大巻きでも結構時間を食った。

「今日はジャンクションピークまでかも」、とKさん。そのあとしばらく急だけど広くて快適な雪稜が続く。ジャンクションピークはテントを張るには風が強そうだしそんなに広くもない。最悪の場合は杓子でテンバろう、と先に進む。がんがん登れる状態は終わり。細めのリッジになりKさんが慎重にルーファイしながら進む。ほとんど雪だが、たまに岩が顔を出したり下に這松が隠れていたり一歩だけ凍っているところがあったり。そんなところを頼りないトレースをたどって、時にトラバース気味に抜ける。微妙になってきて神経を使う。一箇所岩の出たちょっとしたところでなかなか一歩が出せなくてお待たせしてしまった。

山頂直下の岩場に着くとその先は通り道にシュルンドがぐさぐさに走っている。ロープを出してKさん先行。崩れる雪に苦労しつつも予想に反してシュルンドに落ち込むことはなかった。ビレーしているKさんの脇を通り、さらに先へと進む。と、足の付け根までもぐったりして「ひーひー」言いながら杓子山頂。視界が開け、日本海がひろがる。今まで雪にもがいていたのが嘘のように登山道のある側にはほとんど雪がない。

稜線上は風が強くそのまま登山道へ下る。登山道とも思えないざらざらの道だ。19時白馬山荘に到着。意外と長丁場になった。

5/3
朝ごはんを食べてゆっくり出発。白馬大池に向かい、下山。(B)