山行記録/会山行/2004/春合宿/蒜場山〜飯豊本山

Last-modified: 2010-03-16 (火) 23:24:37 (3137d)
山域飯豊連峰
日程2004年5月1日−4日
参加者4名

コースタイム

5/1(実働6:50)
06:40        加治川治水ダム  ◎ 風ナシ
07:12-07:20   460m  ◎ 風ヨ・W
08:18-08:30   810m  ◎ 風ヨ Aやや遅れ 残雪少し出る
09:35-09:50   烏帽子岩  A遅れ 梶川Pと交信あり
10:42-10:50   1220m
11:27-11:50   蒜場山  ◎ 風中・S ガスあり展望なし ルートは雪消えているところ多し
                   クサイグラPと交信あり
12:46-12:55   蟹沢のカッチ  晴 風ヨ 展望よし 蟹沢を下り尾根を乗越してから雪上を歩く
                      鞍部からは薮(初級+)
13:27-13:45   1030m  晴 風ヨ・E ブナ林の横に雪上ルートあり ハイウェー状態 雪質安定 交信あり
14:33-14:50   1030m(高立山を越えた鞍部)  ◎(太陽光あり)  風ヨ・E M疲れ気味
                                 ルートは獣道でわかりやすい 藪(初級)
15:20        稲葉の平  晴 広く平らな場所で水はすぐに取れる 雪量あり、素敵な幕場
                    クサイグラPと交信あり

5/2(実働9:00)
05:20        稲葉の平  03:20起床 西側は晴 風ツ・SE
05:48-06:00   四段目   晴 風ツ・E 蒜場山が朝焼け、大きく見える
06:45-06:55   1340m   晴 風ツ・SE 大日岳は雲の中 ルートはほとんど雪上を辿る
07:35-07:45   1280m   晴 風ツ 梶川Pと交信
08:35-08:45   1430m   晴 風ツ・E 藪(中級)時々あり
09:35-10:10   烏帽子岳南峰  ○ 風ツ・E 鞍部より藪(中級−) 稜線は左側がスッパリ切れており、
                      慎重に行動する 交信全Pあり
11:05-11:15    1457m   烏帽子岳からの下りは雪上、急斜面だが安定している 岩峰を右に見て下る
                   登り返しは藪(初級+)
12:23-12:35    1460m(マグソを越え1410pへ下る地点)  ○ 風ツ・SE M遅れザック分解
                                     テントメインK、水Aへ
13:33-13:50   1520m  ○ 風ツ・SE 鞍部からの登り始め藪(中級)、途中から藪(中級−)、
                  コブ近く藪(初級) 交信あり
15:06-15:15   キンカ穴峰  ○ 風ツ・SE 雪上のショートカットルートは使わなかったため、稜線上の藪こぎ
                    (中級+) 峰直下は南側雪面、急斜面だが雪質安定している
16:25        実川山手前鞍部  ○ 風ヨ 日本海に沈む夕日が綺麗

5/3(実働2:01 大日岳まで)
04:55        実川山手前鞍部  晴 風中・N メンバー体調OK
05:23-05:32    1860m  晴 風中・S 日の出を眺める Mアイゼン装着
06:25-06:35    薬師岳  晴 風ヨ A、Mやや遅れ 途中でM以外のメンバーもアイゼンを装着して登る
07:15-07:25    大日岳  ○ 風ツ・E

5/3は三国小屋泊

5/4は三国小屋から弥平四郎に下る

記録註
註1)風の強さ(強い=ツ、中程度=中、弱い=ヨ、無風=ナシ)
註2)風向(例:東=E、南東=SE)
註3)天気記号(快晴=○、曇り=◎)
註4)藪のランク(初級、初級+、中級−、中級、中級+、上級−、上級)
リーダーの主観で記録(尾瀬北方景鶴山付近・盛夏・無風快晴の藪を上級と評価)
天候、季節その他の要因でランクは変動するので、参考程度

(以上記録、敬称略 K)

記録

今回の合宿は、初めての体験もあり大変記憶に残る山行になりました。

5/1
まず、イワウチワが登山道脇にたくさん咲いているのが印象的。蒜場山まではガスっていたが、山頂を越えると雲も取れ、まぶしい陽の光の中に出る。蒜場山からは雪崩の跡に緊張しながら一気に300m駆け下ると、もうそこには道がない。藪を越えるとまた雪の道。ここはこういうところなんだーと思ったが、今考えると2日目の藪に比べたら雑木林。テン場の稲葉の平は、ここまで本当に来た人へのご褒美。ブナ林の明るい雪原。月明かりでブナの影が雪の上に伸び、森は生きているの世界。どこまでも静かで、自分たち以外の人の気配はなくとても遠くへ来てしまった気がした。

5/2
最初は烏帽子山。ガンコウランのもこもこしたじゅうたんに覆われたひっそりしたピーク。そこまでは順調だった。その後は、信頼できない雪の急斜面を行くか、激藪を行くかの選択。背の高い笹、潅木、シャクナゲ、ハイマツ、蔦・・・。前の人も後の人も見えず。木とか踏んで越えろって言われても、届かないってば。その上、滑ったり転んだりとで、本当に泣きたくなった。時間は経っているのに、ぜんぜん進んでない。実川山手前の鞍部で行動終了。新潟平野に信濃川が流れ、日本海が赤くなっていくのが見える。昨日に続き自分たち以外に人の気配はない。外での宴会。ここまで来れてほっとした。

5/3
最初は薬師までの雪稜。私にとってはナイフリッジ。大日で幸せの黄色いリボンを見つけザックに括りつける。藪がないと早いよね。三国小屋でIパーティーの皆様にご馳走になったり、Aパーティー、Oパーティーの様子を聞いたり。

5/4
雪山からブナの新緑の世界へどんどん降りていき、いきなり駐車場。こっちの世界に返ってきてしまったというさびしい気分はどうにかならないものか。

合宿ってやっぱりいいものですよね。私は合宿が好きです。(M)

Photo

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蒜場山を下り、これから行く稜線を眺める。大日岳、飯豊本山まではまだ長い。


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「稲葉の平」

ブナの大きな木が林立する、明るくて不思議な広がりのある台地。水も豊富。

月明かりの雪面に伸びるブナの長い影は神秘的だった。


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丸子のカルを目指す。樹林、藪、雪面の歩きやすいところを拾って登っていく。


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「烏帽子岳」

新潟100名山だったか、マイナーピークベスト10だかに選ばれている。

ここは南峰。天気に恵まれ素晴らしい展望だ。

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烏帽子岳全景。ピークからの下降は急斜面。大日岳より傾斜がある。岩峰を右に見て下る。


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烏帽子岳を下りきり、登り返す。このあたりは初級の藪だ。

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マクソ穴峰への登り。藪が続く。メンバーが少しづつ消耗していく。


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実川山手前で幕営。日本海へ夕日が沈むのを眺めながら宴会。

海に光の道ができている。今日の行程はハードだった・・・


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今日も長い行程だ。実川山から薬師岳まではちょっとした雪稜。


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飯豊本山到着!天候に恵まれ幸運だったけれど、とても嬉しい。

大日岳からは飛ばした、飛ばした。今日のうちに三国小屋まで行って、他パーティーと合流したい。